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子どもは親をかばうもの。親とコミュニケーションをとることも保育の1つ
先日、登園したA子ちゃんのおでこに傷があることに保育士が気づきました。
「あら、どうしたの?」
「あのね、先生。おうちで転んで冷蔵庫にぶつけちゃったの」
と、ちょっと照れくさそうに答えました。
「まぁ、痛かったわね。気をつけてね」
そして、お帰りの時間。お迎えに来たお母さんに
「A子ちゃん、冷蔵庫にぶつけちゃったんですってね」と保育士が話すと
そのお母さんは、突然ボロボロと涙を流しながら
「ご
水の危険を知って体験することが大事 「教育は活動である」
毎年、子どもたちが川や海で事故に遭って命を落としてしまう悲しいニュースがあります。泳げるようになることも大事ですが、その前に、まずは、水の怖さを体感し、水の危険を予測する力をつけ、万一の時にどのように対処すればいいのかを学ぶことも大事だと思います。
けやの森学園では、子どもたちの自然体験活動を重視しています。先日も2歳児~5歳児まで、埼玉県飯能市の清流園で「川あそび」を行いました。
目標は、子ど
子どもの主体性を育むとは?
コロナ禍の家庭教育で「トラバーユ制をとりいれてみた…」その結果は?
「子どもの主体性を育むとは」をテーマに、第4回の雑談会を開催しました。
フレネ教育の根幹にあるのは「仕事の教育」です。「トラバーユ(仕事)」というのは、どんなことでも仕事として責任をもって完結させることをいいます。子ども自身でも目標をたて、それに向かってやるべきことを考え、計画し、決めたことをコツコツと実行するということです。
子どもの学びに制限や禁止は…?
保育園・幼稚園・学校など学びの場であるはずの場所で、あれもダメこれもダメと、子どもたちの活動を制限したり禁止するというのは、子どもたちは喜びを感じることができるでしょうか?
子ども自身に考えさせる
例えば、年中児のAちゃんがジャングルジムの3段目から飛び降りることができたとします。小学生ならなんともない高さでしょうけれど、Aちゃんにとっては自分の背よりも少し高いところからジャンプするのは、勇気
園内の保育士の座談会から
~自由と安全はどうやって保障するの?~
先日、当学園内の保育者たちの座談会を行いました。新任の保育士から現場の困惑の声が出されました。
「今まで勤めていた保育園では絶対にケガをさせないというのが第一でした。けやの森学園では自由に遊ばせているので、びっくりしています。どうやって安全管理をしたらいいのでしょうか?」
「フレネ教育では、子どもを自由にさせなさいというけれど、ケガをさせないように自由
「パパ・フレネの会」いよいよ始まります!
1.緊急事態宣言のためオンラインでの開催Facebookやtwitterでもお知らせしていますが、今年から年3回、昨年7月に出版した『ヴァンスのフレネ学校』を読み解き、フレネ教育の基本的な考え方を学んでいく会「パパ・フレネの会」を開催することになりました。
第1回目は2月6日に狭山市の会場での開催を予定していましたが、緊急事態宣言発出で会場が使えないため、オンラインにて配信することになりました。
子どもの〝苦手〟を克服させるより、好きなことを見つけましょう
▲写真:2019年けやの森学園 夏の一人立ちキャンプの川遊び
子どもの一部分だけにこだわりすぎないで
お母さん方や保育に従事する先生方からよく質問を受けることがあります。
「子どもたちへの言葉かけはどのようにすればいいでしょう?」
「教材は何を用意すればいいでしょうか?」
「教室に何を置けばいいでしょうか?」
よい言葉かけ、よい教材、よい教室環境・・・
子どもの教育には、確かにとても大
持続可能な社会をつくる教育
大切なのは、幼いうちから感性を育てること持続可能な社会をつくる教育「持続可能な社会をつくる」ということは、今、世界共通の目標になっています。
以前からその実現のために、教育の分野では、社会の課題と自分とのつながりに気づき、行動できる「意欲」を育て、「他者の立場を考える」ことや「人間と自然とのかかわりを考える」思考を育てることが大切であると指摘されてきました。
それには、私は、幼い子どものうちか
他者を尊重する心を育むには
大人だけで解決してはもったいない
失敗は子どもの成長のチャンス‼
特定非営利活動法人「けやの森自然塾」は、狭山市から指定管理者の認定を受け、水富小第1・第2学童保育室と入間川東小第1・第2学童保育室の管理運営を行っています。
先日、この指定管理者の更新のために、狭山市にプレゼンテーションに行ってまいりました。
プレゼンでは、学童保育室の運営もけやの森学園の理念「生きる力を育む自然の教育」を
子どもたちの問題が増えている⁉ コロナ禍で教師がすべきこと
2学期がはじまり、子どもたちの間でギクシャクした様子を感じるようになりました。トラブルもあります。
*お友達が大切にしている物をわざと壊してしまう
*お友達にいじわるする
*暴力を振るう
大人の社会でもコロナ禍での「新しい生活様式」により、さまざまなストレスから生じる問題がメディアで報道されていますが、子どもの世界でも、これまで以上に「心のストレス」によるトラブルが増えてきたように思います。
予測不能の社会に対応できる子どもに
8月も終わり、今週から9月に入りました。
2020年は小中高に新学習指導要領が導入され、「教育改革の年」と言われていましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、未だに先が読めない状況が続いています。
けやの森学園では、1978年の開園当初から、「生きる力を育む自然の教育」を理念に、子どもたちが持つ、みずみずしい感性を大切に、自主性を尊重した教育を実践してきました。
今回の教育改革で掲げられ
ことばかわし こころいきかう
心に感じたこと
頭で考えたこと
胸に思い描いたことをあらわそう
わたしの気持ちをことばにあらわそう
うれしいことがあったとき
おどろいたことがあったとき
楽しくて仕方ないときも
どうしようもない悲しみに打ちひしがれたときも
正直に
わたしの気持ちを隣の人に伝えよう
人はみな顔形がちがうように
感じ方や考え方がちがうのだから
「あなたはそう言うけど
わたしはそうは思わない」
と幾度となくことばをかわ
ヴァンスと狭山 子どもたちの心の交流 森のうたVol.2
今回ご紹介させていただく冊子は、森のうたシリーズの第2冊目となります。
けやの森学園とフレネ学校との長年にわたる交流の中で生まれた作品の一つです。南フランスのヴァンスと狭山、遠く離れた子どもたちが織り成す心の交流を、是非ご覧ください。
下記に挙げたものは、今回ご紹介させていただく冊子の内容の一部となっております。
こちらの完全版は、有料となります。
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