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読書感想文をスラスラ書くための3つの柱

読書感想文シリーズ第二弾です。

本を読んで心が動いたとき、この感動を誰かに伝えたいと思い、noteなどで読書感想を書いてみよう!と決意したことはありませんか?

しかしいざ書いてみようと思っても、なかなか筆が進まない。書きたい気持ちはあっても、何を書けばいいのかわからない。

感想文はここが難しい。自分の感想を具体的に書くのはある種の能力が必要になります。誰でもすぐできるわけではないのです。

そこでまずは最低限、抑えるべき柱を把握するのがオススメです。

迷った時にいつでもこの柱を思い出せば、書くべきポイントが見つかります。

今回は読書感想文を書くために必要な3つの柱について解説していきます。

3つの柱

読書感想文を書くには、必要な要素(柱)が3つあります。

1どんな本だった?
2何について書かれていた?
3読んでてどう思った?

最低限、この3つを頭の中に入れておけば読書感想文は書けるようになります。詳しくみていきましょう。

1どんな本だった?

まず大切なのは本のあらすじです。読んだ本はどんなことが書かれていたかを紹介します。

あらすじの書き方はいろいろとありますが、とにかく下記の3つを手がかりに考えてみるのがおすすめです。

1主人公と登場人物
2事件・出来事
3始まりと終わり

一応注意しておくと、本書は宿題として出される読書感想文の書き方について紹介しています。ジャンルによもよりますが、ネット上などで第三者に発信する読書感想文や書評などでは極力ネタバレ抑えるようにしましょう。特にミステリーとかどんでん返し系の小説の紹介は細心の注意が必要です。

主人公と登場人物/事件、出来事/始まりと終わりについて考えがまとまったら、今度は以下の3つについて考えてみましょう。

誰が→どうした
何が→どうなったか
始めはどうで、結局どうなったか

メモをとりながら考えてみると、考えが整理しやすいため、オススメです。

また書籍の内容だけではなく、本そのものの印象なんかも考えてみると面白いです。たとえば表紙や字の大きさ、挿絵やページ数(本の厚み)など読書感想文を書くうえで大きな手がかりになります。

本全体の印象が上手く言語化できると、スムーズに導入文が書けるようになります。

最初にこの本をお父さんから渡された時、あまりの分厚さに驚いてしまいました。読めるかどうか不安でパラパラと本をめくってみると、挿絵のキャラクターが目に入りました。どの女の子もとっても可愛いくて思わず見惚れてしました。私はさっきまでの不安が吹き飛び、早くこの本を読んでみたくなりました。

何について書かれていた?

本は必ず、何かを語っています。なぜなら作者はその「何か」を私たちに伝えるために本を書いてくれたからです。ただし、それは小説でいうストーリーやプロット(話しの筋)とは違います。いわゆる物語のテーマと呼ばれるものです。たとえば……

・走れメロス→友情
・はだかの王様→真実の大切さ
・一寸法師→コンプレックス

こういったものがテーマと呼ばれるものです。テーマはこのように、短い言葉で言い表せないか探してみましょう。1だけでも見つけられれば上出来です。なぜならテーマがたくさん浮かんでくると、何を中心に書いていけばいいかわからなくなってしまうからです。

作者は何を私たちに伝えたかったのか。なぜその本を書いたのか。そんなところに注目しながら本を読んでみましょう。

読んでどう思った?

「どんな本だった?」「何について書かれていた?」かが分かったら、次はこの本を通して「自分がどう思ったか?」を考えてみます。

こう言われるとつい書いてしまいがちなのが「面白かった」「楽しかった」といった感想。これではなかなか筆が進みませんよね。

「どう展開していくか」

ここに着目するだけで読書感想文は大幅に変化していきます。

この本には○○と書かれている。しかし私は□□だと考えています。
この本のテーマは〇〇だと思う。これについての私の意見は……

読書感想文だからといって、ただ感想書く必要はありません。もちろん「面白かった」「勉強になった」と書くのは間違いではありません。しかし、もしそれが自分の本音ではないとしたら、その理由について書くのもまた、1つの正解と言えるのです。

「作者のどういった考えが自分の考えと異なるのか」
「作者の意見のどこがおかしいと感じるのか」

素直に書いてしまいましょう。

まとめ

読書感想文は3つの柱を押さえておけばスラスラ書ける。

どんな本だったかについてあらすじを中心に考えてみよう。

作者が読者に伝えたかった「何か」を頑張って探してみよう。

読んだ本を通して自分がどう思ったのかを正直に考えてみよう。

参考書籍


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