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神社学的★note

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#神社

神社学的☆本当に神秘的なこと

神社学的☆本当に神秘的なこと

20代の前半、音楽好きな僕は足しげくライブハウスに出かけていた。来日すれば必ず足を運ぶお気に入りのアーティストもいたりして、奏でる音とともに創り出される世界感に妖しさを感じたり、ステージ上に立ち込める霧の演出などにも神秘的なものを感じ、夢中になっていたことを思いだします。

それから20年以上もたった今、先日、とある舞台を観覧しに行くと、そこでも素晴らしい演出のもと、舞台上は霧の演出に照明の妙があ

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皇紀2680年12月18日 天岩戸神社 注連縄張替え御神事

皇紀2680年12月18日 天岩戸神社 注連縄張替え御神事

皇紀2680年12月18日
天岩戸神話を今に伝える宮崎は高千穂の天岩戸神社にて、神代以来はじめて注連縄張替え御神事が明日、粛々と執り行われる。

天岩戸から出た天照大神が、岩戸の中に戻れぬように天太玉命が注連縄を張って以来の張替え御神事。様々なことの相次ぐ本年の締め括りと、次世代への架け橋との祈りを込めて。

この神様のもとに生まれ、第二十四代目を受け継ぐ佐藤宮司が捧げる祈りとともに、断崖絶壁にあ

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神社学的☆目に見えないもの

神社学的☆目に見えないもの

いつもいつも思うこと。

大事なものって目に見えないことが多くはないだろうか?

小さなころから、人を見るときには外見で判断しちゃダメ、内面が大事なんだ! とおそわってきた。そこで言う内面とは、その人の考え方や心持ちから現れる行動や思考のことかもしれないな、と思いながらも、外見は目に見えるが内面はなかなか目に映るものではない。

きれいごとと笑われるかもしれないが、お金よりも心のありようが大事だ!

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神社学的☆先人はいつもクリエイティブ!

神社学的☆先人はいつもクリエイティブ!

神社学を通して僕が一番伝えたいことはとてもシンプルで、

暮らしの中に日本の神様を意識してみたらいかがでしょうか? 

ということ。

何かの宗教に入らなくても、特に日本の神様に詳しくなくても、日本は古来から自然を神様そのものと捉えてきたのだから、朝、目が覚めたら空にむかって「今日もよろしく!」という気持ちを持つだけでもいいし、普段の行動範囲の中に神社があれば、ちょっと足を止めて「ここにはどんな神

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神社学的☆自然という神との出会いが“自分”となる

神社学的☆自然という神との出会いが“自分”となる

僕が20代のころ見に行った演劇があった。とても前衛的な演出で、舞台上は怪しい光のもと、霧が立ち込め「うわぁ、すげえな。超神秘的だ!」なんて感動していました。

それから20年以上たった数年前、同じ演出者の手掛ける舞台に出かけたのだが、さすがに時の流れとともにその演出も磨きがかかり、さらに神秘的な空間が広がっていた・・・が、どうしても僕は以前のような感動をすることができなかった。この光は照明であり、

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神社学的☆神社は歴史と信仰を学び感じるスイッチ

神社学的☆神社は歴史と信仰を学び感じるスイッチ

この神社はどんな神様をお祀りしてるのかな。

気になる神社ができたら、ぜひそこに祀られその土地を守ってくれている神様のことや、その神社の歴史を調べてみると面白い。

僕は若いころ、半ば放浪のごとく海外を旅したことで、そもそもなんで僕は生きているのかな? この世の中に僕は必要なのかな? ということを考える時間を持つことができた。

ステレオタイプの価値判断や流行の中で何かに興味を持つことより、自身が

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神社学的☆日本の神様に出会うために山に登る

神社学的☆日本の神様に出会うために山に登る

あああ、今すぐにでも山に登りたいw 

山登りが好きな人にとっては気温が上がりすぎる前の春、最高の山日和ですな! 

ということで今回は、山登りと日本人・・・

というと大袈裟かもしれないが、日本人にとっての御山の在り方について。

「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」との趣旨で一昨年から8月11日が、「山の日」という祝日となる。かつて登山といえば、大学や社会人の山岳部・山岳会を中心とした

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神社学的☆奇跡のような普通のこと

神社学的☆奇跡のような普通のこと

昨年の今時期、神社学の仲間たちと茨城県の御岩神社へご挨拶に伺った。

この日はまさに夏日、気温は33‐34度といったところだった。こうなると何より注意しなくてはならないのが熱中症で、僕らのご挨拶はいつも登拝によるものだけに、自身も含め水分の確保だけには最大限の注意をはらって御山に足を踏み入れた。

御岩神社は原初の神・クニトコタチノミコトを祀る古社であり、神社の背後の聳えるご神体山・カビレの山こそ

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神社学的☆億千万の命に溶け込む

神社学的☆億千万の命に溶け込む

幸せとはなんであるか。
これこそ人の数ほどその概念は様々で、これが幸せの型です! 
と言える人はいないはず。

究極的には僕の幸せは僕自身にしかわからず、国に働き方を決められることでも、日本にオリンピックがやってくることでももちろんない。僕にとっては、今、この瞬間に生きていること自体を幸せなことだと感じていて、これ以上のテクノロジーの進化もライフスタイルの変化もあまり必要とはしていないのです。と、

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神社学的☆随神道(かんながらのみち)を歩く〜僕が神社にはまったわけ

神社学的☆随神道(かんながらのみち)を歩く〜僕が神社にはまったわけ

神さまとともに暮らす・・・。

随神道(かんながらのみち)という言葉で、昔から日本での暮らしの中では意識されてきた感覚だろうとおもうけど、言葉にしてみると、ものすごく大変なことのように思える。でも実はみなさんが日々の生活の中で無意識に行っていること全て、神さまとの暮らしそのものなんだろうと、ぼくは考えている。

思えば今から20年ほど前、海外の放浪の旅を終えた僕はワクワクしながら日本へ戻ってきた。

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神社学的☆神様とともに過ごす時間

神社学的☆神様とともに過ごす時間

思い返せば20年以上前にただただ興味の先に神社と出会い、その興味の赴くままに日本中の神社を巡り、関連書籍を読み、それにあきたらず様々な人の話を伺うことをひたすら繰り返してきたのだけど、その過程で想いはやはり建物としての神社ではなく、そこに祀られる日本の神様にむかっていった。

なんでそこにいつごろから? 

神様おわすその空間こそに心震えるようになり、同時に全国にあるそういった空間や土地が折り重ね

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神社学的☆宝物さがしの旅は・・・

神社学的☆宝物さがしの旅は・・・

(こちらは、昨年「神社が好き!」Webでご紹介した記事となります。)

三重県とともに企画し開催した「三重の宝ツアー」という、暮らしの中にあるキラリと光る宝物に出会いにいくという、宝探しの旅に行ってきた。お蔭様で毎年開催させてもらっているこの旅路は、今回も海と山の暮らしにダイブする素敵な時間になった。

自治体である三重県庁。

とても懐が深いんです。

普通地方自治体が絡む旅企画や〇〇体験という

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神社学的☆出会い、学び、刺激を受ける夜

神社学的☆出会い、学び、刺激を受ける夜

先日はご依頼いただいた神社学の座学を開催した。

恒例となりつつあるお仲間からのお声掛けなので、メンバーはいつもの通り。

なると、いったいどんなお話をすべきか、、、なんてことを考えながら、皆さんからの質問や疑問をお聞きしながらゆるゆるっと始まった。

天皇陛下生前御退位の話から神話の世界へ。日本最古の書物として僕も歴史の授業で習ってきた古事記。そこに記された神話の持つ意味についてディスカッション

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神社学的☆日本の神様に出会う旅

神社学的☆日本の神様に出会う旅

しばらくの間、海外を旅して戻ってくると、「あたりまえの日本」に感動することがある。

たとえば美味しい日本食、例えば清潔なお手洗い。治安が良いのも、間違いなく「あたりまえの日本」の良さの一つ。また、「○○が必要!」となったとき、必ずどこにでもあるコンビニエンスストアの存在も、安心感のひとつなんだろうともいえる。どんな街にもあるし、いつでも開いていて、困った時には頼りになるけれど、誰でも気軽に足を運

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