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#UFC

【PRIDE全史】~“世界最高峰”の誕生から消滅まで~

【PRIDE全史】~“世界最高峰”の誕生から消滅まで~

みなさんはかつて日本に存在した世界最高峰の総合格闘技団体「PRIDE」をご存知でしょうか?

1997年(平成9年)に産声を上げたPRIDEは桜庭和志、エメリヤーエンコ・ヒョードル、ヴァンダレイ・シウバ、五味隆典といったスター選手を次々に輩出し、日本に総合格闘技ブームを巻き起こしました。

世界中のトップファイターがPRIDEに参戦し、「世界最高峰の舞台」と言われるまでに成長しますが、2007年(

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若手の時代到来:プロ格闘技選手の年齢変遷

若手の時代到来:プロ格闘技選手の年齢変遷


若いプロ格闘技選手しかプロ格闘技で活躍できない時代が来たのかもしれない。

僕(ぼく)は、小学生(しょうがくせい)の頃(ころ)からK-1の試合(しあい)をテレビで観(み)ていた。

その頃は、ある程度(ていど)年(とひ)をとっている35才以上(さいいじょう)のプロ格闘技選手(かくとうぎせんしゅ)がK-1で活躍(かつやく)していたが

2024年(ねん)現在(げんざい)のプロ格闘技は、35才以上の

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「“異聞”としてのブラジリアン柔術」を『エクリヲ vol.15』に寄稿しました

「“異聞”としてのブラジリアン柔術」を『エクリヲ vol.15』に寄稿しました

 5月19日発売の『エクリヲ vol.15』におよそ2万字の論考『“異聞”としてのブラジリアン柔術』を寄稿しました。通販や全国の独立系書店さんなどで発売中です。

 雑誌のテーマは「モダン・ラテン・アメリカ」。文学・映画・アニメーション・思想など南米についてのイメージを刷新するような特集になっています。

『エクリヲ』は2014年から始まっている批評同人誌で、僕も長らく編集に携わってきたのですが、

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[UFC] 平良達郎VS.ジョシュア・ヴァン

[UFC] 平良達郎VS.ジョシュア・ヴァン

UFC302で行われることになった平良達郎のUFC6戦目、当初予定されていたティム・エリオットとのランカーマッチは中止となってしまったが、勢いを見せているジョシュア・ヴァンに勝利することが出来れば、ランキング上位のファイターと戦うための説得力を得ることが出来るだろう。

(13)平良達郎(15-0)VS.ジョシュア・ヴァン(10-1)

14位のムダルジから13位の平良に対戦相手が変わったヴァンと

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グレイシー柔術の起源とは何か ロバート・ドリスデール『OPENING CLOSED GUARD』について

グレイシー柔術の起源とは何か ロバート・ドリスデール『OPENING CLOSED GUARD』について

 グレイシー柔術の〝起源〟とは何か。

 今や世界規模で行われるようになった総合格闘技において、グレイシー柔術(ブラジリアン柔術)の技術習得は必須となっている。現在もなおMMAシーンを牽引するUFCの第一回大会(1993年11月12日開催)で、ホイス・グレイシーがボクシングや相撲、空手といった数多の格闘家を退けて優勝したことで、その技術体系はブラジルの一部地域を超えて、世界各地へと伝播していった(

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