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横書き「生ぐさボウズ」

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2020年11月の記事一覧

僕はただ生命を感じそこにある奇跡を受けとりたいんだと思う

僕はただ生命を感じそこにある奇跡を受けとりたいんだと思う

20200923

先日友人に、「関数それじたいになりたいんだよね〜」と話すと、「それって(人間関係の中で)キャラになるってことじゃないの?だったら抵抗あるなあ」って返事をもらった。

“関数じたいになる”っていうことが“キャラになること”かって問いには、明確にNOだなって感じがある。

ここでいうキャラは斎藤環さんの使う言葉を意味しているはず。ざっくり言ってしまえば、

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一つの身体の中に養殖と天然が同居する

一つの身体の中に養殖と天然が同居する

20200922

娘と妻と釣りに行った。

娘と妻が楽しんでいること、そしてその様子をみて楽しむ僕を思いながら、ふと、“養殖”としての体験と、“天然”としての体験があるかもなとピンとくる感じがある。

釣り堀に、そこで釣られるために育てられた、魚を釣りに行く。

釣り堀で釣る。釣れた/釣れないで一喜一憂する。それは“養殖”の、人工の体験。

一方で、生物学的に、人間とは断固

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親はかならず子を抑圧してしまう

親はかならず子を抑圧してしまう

20200921

「娘さんがギャルになったらどうしますか?」と妻が患者さんにきかれたらしい。

娘の陽気さと、我が家の生活の浮世離れ感とがあわさって、反動でのパリピってありそう〜とか思ってしまう。

一呼吸おいて、ふっと、まあそれはそれでええやん!という結論にいたる。

大学時代に割と身近にあったけどなじめなかったクラブ文化を、娘から教えてもらえるチャンス。
それだけ

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これがあるから大丈夫なのか、これがあってもなくても大丈夫なのか、それが問題だ

これがあるから大丈夫なのか、これがあってもなくても大丈夫なのか、それが問題だ

20200920

先日娘をつれてお絵かき教室にいった。

音楽教室に行かなくなったので、なんか行きたいとかあるかやあ?と話してるうちに、お絵かき教室の見学でも行ってみるかねとなった。

幼児向けのクラスってわけではなくって、小学校くらいから大人までゴチャ混ぜのクラスで10名程度。

その中の数名は、日頃所属してるコミュニティで、どうやらうまくいってない人らしい。先生の接し方や付

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根拠のない自信をもって

根拠のない自信をもって

20200919

どこかのタイミングで、まあやればどうにでもなるな、っていう謎の、根拠のない自信を得た。

昔から器用貧乏なところはあったけど、あくまで自分のできることの範囲で、そう振る舞っていただけなようにも感じる。

とりあえずなんでもやりはじめればいい!って思えたのは、3年前とかにサッカーを再開して、それが楽しかったからだと思う。

小学校の2年生から、

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メッセージを持ちたくない言葉はむずいみたい

メッセージを持ちたくない言葉はむずいみたい

20200918

妻の友人が僕の日々書くことばを読んでくれているらしい。

「目の前のことにむきあおうとしてるの、スゴい伝わってくる!好感持てるよ!ただ。むずい!」
と言っていたらしい笑

つづけて、「話してる内容はたぶんむずかしくないけど、なんかむずい!」とのこと。

ありがてえ、と同時に、だよなあ、と思う。
というか、そのままその通りでOK牧場です。って感じ。

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いつもの関心を掘っていったらそこには好きじゃないはずの親がいた

いつもの関心を掘っていったらそこには好きじゃないはずの親がいた

20200917

昨日、朝。なんだか急に疲れがきた。

アレ何やるんだっけ?と焦点が一気にあわなくなる感じがした。
けっこうひさびさの、どんよりした感じ。

自分でやりたいと思ってたことの量というかペースを、すこしあげすぎたのかもしれない。

そのブレーキが一気にかかったというか。

やりたいと思ってたことよりも、やらなきゃが先行してしまったことに対する、体からの

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成功と幸せは身体の中しかない

成功と幸せは身体の中しかない

20200916

「10年は修行しないと!」
みたいなことを耳にすることがある。
ほおほお、と思う。

この人は、そういう修行を重ねてきたんだなあ、それはしたくなかったことだったのかなあ、とか考えてしまう。

その人の、今につながる10年はとても尊いそれはゆるぎない。

ただ、そう人に伝えたくなる思いには、賛同しがたいなあと感じてしまう。

「俺が/私がした苦しみをあなたも味

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あがく言葉

あがく言葉

20200915

毎日ことばを吐きつづけてる。
ひたすらに淀まないように、健康のために吐く。

論理的思考、ロゴス優位でありたいわけではない。明晰ではありたいかもしれない。

目の前の、どうしようもなくやってくるできごとに対して、どうむきあうか。

その葛藤とあがき。

葛藤すること、あがくことの手段の一つに、ことばがあるくらいな認識でいる。

頭で考えるのだけ

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当たり前を当たり前にしなくてもいいっていう当たり前

当たり前を当たり前にしなくてもいいっていう当たり前

20200914

昨日ひさしぶりの友だちと話をした。
早稲田大学繊維繊維研究会がきっかけの面々。4,5年ぶりとか、10年ぶりに近い人もいた。

みな女性で、それぞれ年齢をかさねていた。結婚だったり子育てだったりに、気になることが多くあるみたいで、妻と娘と犬と僕との間柄について話を聴いてもらう感じになった。

(僕は定期的に女性しかいない会に、男一人ポツンと参加することか

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ありがとうと余計なお世話

ありがとうと余計なお世話

20200913

子どもは親をえらんで生まれてくる。

そのてのことばの並びが僕は苦手です。食べようと口にしてもはきだしてしまう感じがある。

生んだ者たちと生みおとされた者。

親と子の関係っていうのはそれ以上でも以下でもない。

親と子ほどに、ドラマティックで、感動的に、暴力にみちた間柄を、僕は知らない。そこに甘美な夢はない。

自分のあずかり知らないところ

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苦行からよろこび

苦行からよろこび

20200912

鴨頭さんとニシトアキコさんの対談をみた。
鴨頭さんは一時よくみていたけど、ニシトさんって方をみるのは初めてだった。

ニシトさんの苦しかった時の話を聴きながら、「うわあ、かつての僕が、そこにいる」と、思い悩んでる子どもの背中をさすってあげたくなるような、そんな気分になった。

社会的には順風満帆にできすぎてるくらい、考えうるいろんなものを手にして成し遂げたけれど、幸せになれなか

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お金という対等

お金という対等

20200911

元プロ野球選手・監督の落合博満と、プロ野球選手の山川穂高との対談動画をyoutubeでみた。

冒頭に山川が「監督さんに使っていただいて…」と言い、それに落合が「使っていただいてはやめな」と返すシーンがある。

感謝しなくていいとか、傲慢であれとか、ではないのだと思う。

必要以上に下手にでることはない。選手、監督、それぞれの立場のベストがある。対

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自分で辞められた

自分で辞められた

20200910

前職に感謝していることの一つは、自分で仕事を辞められたことだ。
クビでもなく、潰れたわけでもなく。

クビになるような仕事ぶりだったか、は自分では判断がつかない。

成果も人間関係もうまくいっていない時はあったから、そこでクビにするしないってよぎることがあってもおかしくない気はする。

ただ、仕事の出来不出来よりも、100%を出さずに時間がすき

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