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長編小説『くちびるリビドー』の素敵な「あらすじ」が見つかったので、ここに置いておくね♡

めちゃくちゃ久しぶりにパソコン内の整理をしていたら、とっても素敵な(笑)☞“小説『くちびるリビドー』の「あらすじ」”が見つかったので(2019年3月末〆の新潮新人賞に応募したときのやつだった!)、ここに置いてみることにしました♪

ちょうど今、“くちびるリビドー 番外編 『Who am I ?』”と“小説『くちびるリビドー』の続編の冒頭部分”の公開をね、

「ほんと…“出し惜しみ”なんて、してる場合じゃないぜ夏✴︎☺︎✴︎(今年もあっという間に8月だ&人生は有限!)」

……とまた気持ちを新たに試みはじめたところだったので、この「あらすじ」があるとなんだかとても「親切&便利」な気が…………うん、しています。

なのでまだまだ、“とりあえず……今ここにあるものはもう、全部全部全部丸ごと、世界に解き放つ&明け渡す♡♡♡”の精神で、この作品のために「やれること」「やりたいこと」が完全消滅しない限り(これがなかなか死なない&何度も何度も何度も何度も蘇る……☺︎)、愛と情熱をフルオープンにして“届けるための行動”をしていきたいと思います☆⤴︎⤴︎








小説『くちびるリビドー』


~あらすじ~



「たっぷりの母乳で育ててもらえなかったこと」

 これが意識と無意識の境目を漂いはじめたのは、いったいいつの頃からだったのだろう。

 二十六歳の冬、恋人と抱き合うたびに行き場のない欲望と虚しさを募らせるようになっていた私・日野ゆりあは、ある晩「すべての原因はここ(母乳にまつわるあれこれ)にあるんじゃないか?」という一つの仮説へと辿り着く。そこには私だけの「納得」があり、ずっと探し求めてきた「答え」のような感触があった。しかしいくら答えがわかっても、その解き方が見つからない限り、このくすぶりを消し去ることなんてできやしない……。

 そんなふうに春から夏へ、移ろいゆく季節に取り残されたまま「深刻さ」という沼の底を這うような日々を送っていた私を救い上げてくれたのは、唯一無二の心の友・寧旺ねおだった。その夜の出来事は、夢か幻か――生まれて初めて魂が充満されるような瞬間を味わった私は、自分の中にある泣きたいほどの情動がこの「求めずとも与えられる実感」に根ざしていたことを知り、難問をクリアしたような達成感に包まれる。まさかその先に〈さらなる答え〉が用意されているなんて、思いもせずに。

 そして秋。旅先で久しぶりに抱き合った恋人・恒士朗の唇によって、大いなる意識の転換をもたらされた私は「これからはもう、欲しいものは全力で取りにいってやる!」と決意し、ついに母乳へのこだわりから解き放たれる。しかし長かったトンネルを抜け出した私のもとには、次なる試練(恒士朗の海外転勤話)が舞い込んでくるのだった。

 人生の新たな局面で正しい選択をしたいと願うとき――人は自分の過去と深く向き合わされることになるのだろうか。「記憶」とともに訪れた思い出の地で私は今、闇に葬られた真実の欠片を拾い集めながら、嘘のない心で自分の未来を選び取ろうとしている。








ここまで来ると本当に……どこからでも入って、「出会って」もらえたら……私は、最高に、うれしいです。



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「私がウニみたいなギザギザの丸だとしたら、恒士朗は完璧な丸。すべすべで滑らかで、ゴムボールのように柔らかくて軽いの。どんな地面の上でもポン…

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“はじめまして”のnoteに綴っていたのは「消えない灯火と初夏の風が、私の持ち味、使える魔法のはずだから」という言葉だった。なんだ……私、ちゃんとわかっていたんじゃないか。ここからは完成した『本』を手に、約束の仲間たちに出会いに行きます♪ この地球で、素敵なこと。そして《循環》☆