記事一覧
「死なないノウハウ―独り身の「金欠」から「散骨」まで」著・雨宮処凛
「死なないノウハウー独り身の「金欠」から「散骨」まで」著者・雨宮処凛 出版社・光文社新書 出版年・2024年5月 5刷り
この本は読書というより、本当に死なないノウハウが事細かに記述してあり、余裕があれば購入する、なければ、この本が存在することを認知しておくのが良いと思う。多分どの図書館にもあると思うし、もしなければ購入
「わたしに会いたい」著・西 加奈子
「わたしに会いたい」著者・西 加奈子 出版社・集英社 出版年・2023年11月 乳がん手術を受けた後、気になっていた西加奈子の本。乳がんのことを書いた「くもをさがす」は未読。最近になって、本を読める時、読めない時があること、また本の内容次第でも読める体調、読めない体調があることも知った。いつでも、どんな時でも 本は読めると疑いもしなかっ
もっとみる「わすれていいから」作・絵 大森裕子「ゆうやけにとけていく」作・絵 ザ・キャビンカンバニー
「わすれていいから」作・絵 大森裕子 出版社・KADOKAWA 出版年・2024年 「ゆうやけにとけていく」作・絵 ザ・キャビンカンバニー 出版社・小学館 出版年・2023年
絵本2冊 近年の絵本は 大人向け絵本が増加している。「わすれていいから」は、どれくらいの年齢からわかるのだろ
「白髪鬼」著・江戸川 乱歩
「白髪鬼」著者・江戸川乱歩 出版社・春陽堂書店 出版年・1994年1月
家にあった本、暑さしのぎに読む。 いいねぇ~~~江戸川乱歩の世界は! メチャ シンプルで、ひたすら復讐に突き進む。周りの状況とか心情とかは、限りなく省く。それでも、疑問とか不満とかはは 湧いてこない。主人公の胸中のままに、快適に読み2時間ほどで読了ー。その間の暑さは、抜け落ちている。
「けものみちのにわ」著・水凪紅美子
「けものみちのにわ」著者・水凪紅美子 出版社・BL出版 出版年・2023年9月 もののけに惹かれる。生粋のもののけと、まがいもののもののけの違いは分からないが、まあそれはどうでもよし。幼いころから、神羅万象全てに神が宿ると当たり前に育ってきたので、(科学で証明できない物はいない)とは思えない。なんだって居そうだと思う。幽霊だって宇宙人だって。そのほうが愉しいだろう。ただ、それを上手に取り込む小
もっとみる「カフネ」著・阿部暁子
「カフネ」著者・阿部暁子 出版社・講談社 出版年・2024年5月 人はどれほど分かり合えないものか、分かっていると思っていたことが、全部覆る。それは怖いことでもあり、人の奥深さ、はてしなく広がる人の凄みも感じた。この子はこういう子、というレッテルは、どんなに善であって、悪であっても、張ってはいけないことなのだと実感した。わかりあえなくても繋がることはできると最近の潮流だが、わかりあえないことを
もっとみる6月2日の毎日新聞を読む。東京では新聞なしで田舎では新聞を購入しているので、帰るとまとめて新聞を読む。つまらない記事も多いが、2日の新聞は「ヨシタケシンスケ」と「藻谷浩介」さんの記事で、本当に新聞の良さを実感した。もうヨシタケさんのは飽きてたのだが、訂正。藻谷さんはいつも鋭い
「図書室」著・岸 政彦
「図書室」岸 政彦 出版社・新潮社 出版年・2019年6月 図書室、図書館ではない。図書室である。公民館に付属している図書室。あまり知られてなく、特定の人たちが利用する図書室。地域センターに付属していた図書室を利用していたことがある。本棚しかなく、机は貸返のときに、自分で記入するための、ノートが置いてある机が一個のも。椅子もテーブルのなかく、居場所ではなく、本を貸返する場所だったし、
もっとみる「なんとかしなくちゃ 青雲編」著・恩田陸
「なんとかしなくちゃ 青雲編」著者・恩田 陸 出版社・文芸春秋 出版年・2022年11月 書き方が司馬遼太郎の作法で、ちょっと驚く。恩田陸って こんな書き方してたっけ?恩田さんの本は、ドストライクだったり、わからんだったりで、気になる作家ではあるのだけど、好きかというと 素直に「うん」とは言えないのが、不思議。青雲編なので、その後が出るのではと思
もっとみる「じいちゃんの山小屋」著・佐和みずえ
「じいちゃんの山小屋」著作・佐和みずえ 絵・カシワイ 出版社・小峰書房 出版年・2022年6月 児童書です。舞台は四国(愛媛県)?作者の祖父がモデルとあり、向いの広島生まれの身には、限りなく身近に感じる話。それでも、トイレも風呂もない山小屋での生活は、想像外。
田舎で暮らす子供たちも、もう田舎の生活と密接ではない日常なのだというのは、実感する。畑があって
「センス・オブ・何だあ?」著・三宮麻由子
「センス・オブ・何だあ?」ー感じて育つー著者・三宮麻由子 出版社・福音館書店 出版年・2022年3月 著者の三宮さんは、4歳の時に失明されている。目が見えないことで、聴覚が研ぎ澄まされていて、音の言語化が独特である。というか、そのように思うだけで、ほかの視覚に障害がある人も同じようなのかもしれない。絵本「でんしゃはうたう」のでんしゃの音は、なかなか読みにくく、表現しずらいのだが、子ども
もっとみる「辛口サイショーの人生案内DX」著・最相葉月
「辛口サイショーの人生案内デラックス」著者・最相葉月 出版社・ミシマ社 出版年・2021月8月 人生相談を読むのが好きな人がいるそうだが、本当に、こんなことを相談する人がいるのかと思うような相談事が多い。応える最相さんも、はっきり言うねぇと。共感するより、こんなことを悩むかとおもってしまった。誰にも言えない、話せないことは、ストレスになるから、言葉にでき
もっとみる「人間関係を半分降りる」著・鶴見 済
「人間関係を半分降りる」著者・鶴見 済 出版社・筑摩書房 出版年・2022年6月 「完全自殺マニュアル」の著者だった。とても平易な言葉で人間関係の様々が書かれている。ピンとくることもあるが、そんなに人からどう思われるか、どうかかわるかが問題なのが、不思議な気がした。生きてきた時代と、生きてきた環境、場所の違いなのか。提唱したいことは、とてもよく
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