「図書室」著・岸 政彦

「図書室」岸 政彦 出版社・新潮社 出版年・2019年6月        図書室、図書館ではない。図書室である。公民館に付属している図書室。あまり知られてなく、特定の人たちが利用する図書室。地域センターに付属していた図書室を利用していたことがある。本棚しかなく、机は貸返のときに、自分で記入するための、ノートが置いてある机が一個のも。椅子もテーブルのなかく、居場所ではなく、本を貸返する場所だったし、図書室ともいえなかったのかも。この図書室は、おじさんたち、少年少女の居場所になるくらいの大きさ。そして受付の方も、しっかり図書室傭員。夢ではなく、フファンタジーでもなく、想像の中の現実という少年少女の想いが、うらやましい関係を築く。それにとらわれるわけでもなく、それぞれの時間がきっちりと流れていく。そして「給水塔」自分史であり、岸さんが生活していた場所が私の学生時代を送った場所と重なり、しかし時代が異なるので、あそこがこうだったっけ、そうなったのか、と 再訪してみたいと思わされた。 しかし、万博公園にあった国際児童文学館が橋下徹によって閉鎖されていたとは!!! 専門家も漫画が読みたいミーハーも受け入れてくれる素晴らしい文学館(図書館)だったのにな~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?