「けものみちのにわ」著・水凪紅美子

「けものみちのにわ」著者・水凪紅美子 出版社・BL出版 出版年・2023年9月   もののけに惹かれる。生粋のもののけと、まがいもののもののけの違いは分からないが、まあそれはどうでもよし。幼いころから、神羅万象全てに神が宿ると当たり前に育ってきたので、(科学で証明できない物はいない)とは思えない。なんだって居そうだと思う。幽霊だって宇宙人だって。そのほうが愉しいだろう。ただ、それを上手に取り込む小説にはなかなか当たらない。個人的な好みもあり、あまりおどろおどろのは・・・だし、恨みが強いものちょっと引いてしまう。小野不由美の「営繕かるかや怪異     譚」は好きだが・・・・                        最近児童文学の少し昔の時代やら場所やらが舞台の本を読んでる。都会も田舎も関係なく、自然のなかで育つことと縁遠くなった子どもたちが、生活の中で、どんなことに心を惹かれていき、生育過程でどう影響されるのか、若干気になる。今まで同様なことはありえないが、どこがどのように引き継がれていくのだろう。

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