記事一覧
政治とは、暮らしの中の関係性や場を耕しておくこと
読書会5冊目は、文化人類学者・松村圭一郎さんの『くらしのアナキズム』(2021, ミシマ社)。
わたし個人として、この1年ほどで探求したいテーマがある。それは「コモンズ」。「みんなでつくる」と言い換えてもいい。特に、お金や権力がないとつくれないと思われるものを、どうやったら自分たちの手に取り戻すことができるのかを考えている。『『忘れられた日本人』をひらく ─宮本常一と「世間」のデモクラシー』
森を未来につなぐために、行動する(もりメイト倶楽部Hiroshima)~ハチドリ舎とのコラボイベント「山と海をつなぐ」その5
ハチドリ舎とみんなでつくる中国山地のコラボ企画「山と海をつなぐ」。第5回は、広島市で森林整備に取り組んでいる、もりメイト倶楽部Hiroshima・山本恵由美さんをゲストにお招きしました。
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もりメイト倶楽部Hiroshimaができるまで
環境に関心があった山本さんは、学生時代から葦で舟を作って浮かべたり、バックパッカーで世界を旅したりしてきました。帰国後、命を支える大
里山の再生から海の豊かさを取り戻す(山口県周防大島町)~ハチドリ舎とのコラボイベント「山と海をつなぐ」その4
ハチドリ舎とみんなでつくる中国山地のコラボ企画「山と海をつなぐ」。第4回は、山口県の離島・周防大島町で「海と大地の再生」に取り組んでいる、海辺の会・白鳥法子さんと、海藻研究者の新井章吾さんをゲストにお招きしました。
ゲストのプロフィール
里海はどうやってつくられるのか?
まずは新井さんから、海のことをインプット。海のことを考える上で、地表から3メートルの比較的浅い部分の地下水の流れに着目
あそびの生まれる場所は、相手を"お客様"にしない場所
西川正さんの著書『あそびの生まれる場所─「お客様」時代の公共マネジメント』の読書会をしました。11月19日(日)に、勤務先でもある福山市まちづくりサポートセンター主催のイベント「みんなのつれのうて文化祭」があり、そこで西川さんの講演会を予定していることもあり、事前に読んでおこうと企画したものです。
個人的には、なんとなく大事だろうなと思っていたこと、やっていたことを裏付けてくださるような内容
読書録『自転しながら公転する』
山本文緒さんのエッセイが気になって、ついで買い。思ってたよりだいぶ、分厚い!
最初はベトナムで結婚式を挙げるところから話がスタートする。あれ、いきなりクライマックス…?
と思ったら、急に茨城県に舞台が移る。主人公の与野都は30代前半の女性で、アウトレットモールのアパレル店で働いている。東京で店長まで勤めたが、母親の更年期障害がひどく、サポートのために実家に帰ってきて、父と三人で暮らしている。
柳宗悦も称賛した「繊維のダイヤモンド」、可部町の山まゆ織って?
今月、待ちに待った『みんなでつくる中国山地』第2号が発刊となりました。私もその中で3本の記事を書かせてもらいました。先日、Social Book Cafeハチドリ舎で行われた、広島県の書き手のみなさんとのトークイベントでは、それぞれの推し記事について6分程度で語ったのですが、伝えたいことがどんどん溢れてきて、気付いたらめちゃくちゃ語ってしまいました!
今回は、第2号の中で紹介した「可部山まゆ
これから買い換えるなら二槽式洗濯機にしたい
こんな記事を見つけました。
福岡県宗像市の時島、62世帯の協力で3ヶ月間、合成洗剤使用をやめてみるのだそう。シャボン玉石けんって、福岡に本社があるんですね。島という地理的に独立した場所をいかして、こういうことに島全体で取り組めるってすごいことだなと思う。どんな結果が出るのか、それによって社会の仕組みや考え方にどれくらいインパクトを与えられるか、期待したいです。
我が家も洗濯洗剤は、自然に還る石
大三島の小さな喫茶室にお邪魔して考えたこと
先日、大三島に7月末にオープンした「宗方喫茶室」に行ってきた。店主の中村さんとは、東京にいた頃の共通の知人がいて、その方と一緒に5年ほど前に内海町に来てくださった時に知り合った。その時は、一緒に漁船に乗って定置網漁を見たり、鯛の姿盛りを作ったりした。
宗方喫茶室は、大三島の宗方という集落にある。ご自宅の隣にある元みかん蔵を改装したそうで、二階からは海が見える。味わいのある古道具があって、店主ご夫
素敵すぎて住みたくなる、ポール・スミザーさんのナチュラルガーデン
ポール・スミザーという人を知って、その考え方や植栽が気になって、今年6月に出版されたばかりの『これからの庭』という本を読んだ。これがとても素敵な本で、美しい植栽の本にとっても癒されている。
ポール・スミザーさんは、イギリス出身のランドスケープデザイナー。山梨の清里高原に住みながら、庭の設計をされているそう。国内で手掛けた庭もたくさんあるそうだけど、閉園してしまったものもあり、個人庭ではなく誰もが
みかんを搾っただけのジュース
冬に「もういらない!」ってくらいにいただく柑橘たち。これまでにもたくさんダメにした。さすがに段ボールいっぱいの小粒みかんたちをもらったときはどうしようと思って、友達に相談したら業務用レベルのジューサーを貸してくれた。ジップロックの大に二つ分、冷凍庫へ。
そして時を経て今、畑から帰って飲むと身体に沁み渡るビタミン!(たぶん笑)あの時みかんをくれたおっちゃん、ジューサーを貸してくれた友人、搾った自分