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かりんシロップ

喉にいいとされるカリン。今まで、市販ののど飴くらいであまり馴染みがなかった。
去年、新聞の集金で島のあちこちを巡っている夫が「お客さんにもらったんよ」と言って持ち帰ってきた。とってもいい香りがしてびっくり!「ご自由にお持ち帰りください」と軒先に置いてるおうちがあるらしい、とのこと。

今年もそのおうちの前にカリンが出てきたので、いくつかもらってきた。「もう遠慮せんと、もっと持っていってや〜!」
持ち帰って量ってみると、全部で2.5キロくらいあった。

まず、丸ごとカリンを鍋で茹でる。茹でてザルにあげて、一晩放置しておくと、皮に蜜がついている(何のためかよくわからないけど、そう書いてあった)。それを半分に切って、中の種とワタを出して、皮ごとスライスしていく。種とワタからもいい成分が出るらしいので、お茶パックに入れておく。カリンと同量の氷砂糖とを、瓶に交互に入れていく。カリン→砂糖→カリン→・・・→砂糖。お茶パックに入れた種とワタも一緒に入れる。1日1回、瓶を振って2週間ほど置く。水分が少ないので、砂糖が溶けにくい。中身を濾して、シロップを加熱して、煮沸消毒した小瓶に移してできあがり。

濾すといっても、ざっくりザルで身とシロップを分けただけなので、若干カリンの小さなクズも入ってしまってる。ここからカビが生えたりしないか、ちょっと心配だけど、わざわざコーヒーフィルターで濾過するのもなあと思って(すぐ目詰まりしそう)とりあえずそのまま。小瓶に5つ分はできた。一応、脱気してみるけど、どれくらい持つだろうか。

さっそく、お湯で割って飲んでみた。香りもいいしあったまる。これで風邪の予防にもなるといいな。

カリンの実は、アクが強くてあんまり食べるのには向かないそう。去年は漬けたあとの実をジャムにしてみたけど、繊維質が多くてあんまり食べなかった。無理に食べなくてもいいかも。(とはいえ、おいしい食べ方があったら教えてください)

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