松本健太郎

データサイエンティスト/マーケター。大阪府出身。マーケティング/消費者理解/行動経済学…

松本健太郎

データサイエンティスト/マーケター。大阪府出身。マーケティング/消費者理解/行動経済学/心理学/データジャーナリズム。副業はビジネス書作家で16冊(約10万部)書いています。取材は i_effective_executive[アットマーク]yahoo.co.jp まで。

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広告運用でCPAが高騰しているとか、くそ高いオフライン広告を出稿したのに資料請求が全然来ないとか、オウンドメディアを運営して1年経つのに成果が全然見えないとか、自分の権限の範囲で起こる悪い結果って、上司に報告する前に、自分の手で握り潰したくなりますよね。

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2022年11月30日、米国OpenAIが公開したChatGPTをキッカケに、世の中は空前の「生成AIブーム」に沸いています。踊らにゃ損損ということで、みんなブームに踊っています。筆者も踊る1人です。このnoteのアイキャッチはChatGPTで作成しました。

ただし、踊り続けたくても、ChatGPTにまつわる情報は「人類は全員失業する!」「これからは生成AI使って副業」とか言ってるプロ驚き屋か、

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数字は正しい、ただしデータは間違っている。「世界報道自由度ランキング」を批判する

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つい先日発表された「世界報道自由度ランキング」で、日本がかなり下位だったことは世論を大きく賑わせました。

ジャーナリストは「政権から報道機関に圧力がある」と言うし、メディアに批判的な方は「記者クラブ制度が悪い」と言うし、あいつが悪い、お前が悪い、みんな誰かを指さしている。何が正しいのかよく分かりません。

筆者自身の経験則で言えば、こうしたランキング自体、そもそも無批判に受け入れてはいけません。

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なぜ自らが生み出したKPIに追われるのか?古くて新しいマーケティングの話

なぜ自らが生み出したKPIに追われるのか?古くて新しいマーケティングの話

改善と指標マーケティング施策を効率化し続けるために「改善サイクル」をブンブンぶん回すことは、ビジネスに不可欠な活動だと筆者は考えています。もちろんイノベーションを起こすことは重要だけど、それは効率化自体を否定しません。両方やるべきです。

いろんな会社でいろんな改善方法があると思うのですが、筆者は「改善サイクル」を以下のように「実施→計測→比較→改善→実施…」というステップで定義しています。

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1年がかりでMOpsなチームに変わったので、やったこと・気付いたことを書く

1年がかりでMOpsなチームに変わったので、やったこと・気付いたことを書く

今年40歳を迎える筆者が対外的にどう見えているのか、たまにキャリアに関する相談を頂きます。が、毎回「オレに聞くな」と返します。なぜなら、筆者が抱える最大のコンプレックスは「キャリア」だからです。

部署移動が多かったのと、転職活動も職種・業界に拘っていないので、一貫性がありません。17年間の肩書を振り返ると、営業 ⇒ 開発 ⇒ データサイエンティスト ⇒ 経営企画 ⇒ R&D 兼 リサーチャー ⇒

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2023年M1、トップバッター超面白い問題勃発、「志らく枠」は誰が継ぐ?

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山田かつてない邦ちゃんの「さや香の最後のネタ全然良くなかった」で締まった2023年のM1グランプリ。Wトップバッターで優勝した令和ロマン、皆さま、お疲れさまでした!

とくに、令和ロマンは芸歴最年少優勝。歴史の時計が動いた音がしました。

18年は久保田暴言問題、19年は上沼大暴走問題、20年はあれは漫才なのか問題、21年は上沼大暴走問題リターンズ、22年は山田かつてない採点問題…毎年何かしら炎上

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マスクを外しても、コロナが「5類」に移行しても、社会経済活動が元に戻っていない件

マスクを外しても、コロナが「5類」に移行しても、社会経済活動が元に戻っていない件

2023年5月8日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行しました。先行して3月13日からはマスクの着用は個人の判断となっており、2023年は「ウィズコロナ」から「アフターコロナ」に大きく舵を切った1年でした。

私も、いつの間にかマスクを外して外出するようになりました。実感としては「もはやコロナ禍では無い」と感じるかもしれません。

ただし、それ

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データに強いマーケターになりたい

データに強いマーケターになりたい

日経クロストレンドにて「データ分析の誤解」という連載を始めました。編集の方に良いタイトルを付けていただいたおかげで、ありがたいことに多くの反響を頂いています。「データ分析」に興味を持っているマーケターは多いのだ、と改めて実感しています。

その理由として、筆者は2つの背景があると考えます。

1つ目は、オンラインもオフラインも計測できるデジタルな時代のマーケティングにおいて、「データ」への理解が必

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データを無批判に紹介してはいけない。例えば「IMD世界人材ランキング」の場合

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9月21日の朝、日本中を駆け巡った「IMD世界人材ランキング 日本は過去最低43位」という報道をめぐって、SNS上で「だから日本は駄目なんだ」的な論調が繰り広げられました。

ただ、筆者は「ランキング」と名前のついた記事には条件反射で「恣意的な操作が行われている、企業に都合の良いリスト」と構える癖があり、今回も直感的に「怪しい」と感じ、調べることにしました。

案の定、多くのツッコミ点のあるランキ

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日本は暑くなっているし、それ以上に寒くなくなっている

日本は暑くなっているし、それ以上に寒くなくなっている


「暑い」という定性情報を定量的に表現する東京は、毎日暑いですね。外出するのも億劫になる暑さ。夜もむせ返るような熱気が続いて、犬を連れて散歩にも行けない。こんなに暑いなら12月には東京も50度超えているんじゃないですか? それはない? そうですか。

熱帯夜が続くので、夜もクーラーは付けっ放し。大阪で暮らす実家にも「夜こそ気を付けなあかんで」と伝えています。おかんは「昔はこんなに暑く無かった」「電

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松本健太郎/仕事依頼について

松本健太郎/仕事依頼について


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経歴松本 健太郎(まつもと けんたろう)
職業はマーケター、データサイエンティ

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マーケティングも、経営も、全てがアジャイルになる

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20代をエンジニアとして過ごした筆者は、「アジャイル開発」という言葉をよく周囲から聞きました。

プロジェクトマネージャーのキャリアが長い筆者は、ぶっちゃけ「アジャイル開発」に良い感情がありませんでした。身近にいた推進者曰く「計画は立てない」「見積もりは作らない」「ドキュメントも作らない」と発言していた記憶があり、相当な"傾奇者"という印象を抱いていました。

もっとも推進者の誤解であると「アジャ

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「問題」が解けなければ、解ける「問い」に置換すれば良い

「問題」が解けなければ、解ける「問い」に置換すれば良い

過去、様々な(データ)分析業務に正業・副業問わず携わってきました。どの現場も1つとして同じ悩みは無かったけれど、どの現場も総じて同じポイントで躓いていました。それは「"問題"と"問い"の定義がヘタ」なのです。

「商品Aが売れない理由は何で、どうしたら良いですか?」「ECサイトの売上が下がってきたのでネット広告をやるべきですか?」「リアル店舗の売上が下がってきた、どうしよう!」「色の種類は増やすべ

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「書籍が買われる構造」を約10000文字かけて定量/定性で分析したので出版社・書店関係者に届いて欲しい

「書籍が買われる構造」を約10000文字かけて定量/定性で分析したので出版社・書店関係者に届いて欲しい

筆者はこれまでビジネス書16冊を執筆する機会に恵まれ、フアンからの応援もあって、紙・電子合わせて約10万部の実績を残すことが出来ました。厚く御礼申し上げます。

ただ、お恥ずかしい話ですが、今まで1回も書籍に関する市場調査を実施してきませんでした。「本が選ばれる構造」も「本を読む理由」も分からぬまま、本を書いてきました。

これは良くない。偉いマーケターに怒られちゃう。知らんけど。

そこで今回は

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ビジネス書作家、顧客から必要とされるコンテンツの作り方を解説する

ビジネス書作家、顧客から必要とされるコンテンツの作り方を解説する

「コンテンツ」って何だろう?私だけかもしれませんが、コンテンツと聞くとSEO対策がバッチリ効いた「いかがでしたか?」系記事を真っ先に思い浮かべます。

しかし、本来の意味合いはもっと広い。ロングマン現代英英辞典でContentについて調べると、以下のような意味があると分かりました。

「いかがでしたか?」系記事は③の一部を指しているとして、コンテンツには総じて「含まれている」すなわち「中身」「内容

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