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TRPG談義

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主にCoC(クトゥルフ神話TRPG)について書いていくマガジン。自作シナリオなども今後掲載していくかもしれません。
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【CoC】不定の狂気から読み解くトラウマケア

【CoC】不定の狂気から読み解くトラウマケア

「秘匿HO好きな人はCoC以外にこういうルールも好きになるはずなのに、どうしてCoCのプレイ人口が多いんだろう」

的な話を、よくTwitter(自称X)で目にする。

ルールブックの値段も、システムごとに千差万別だしね。
新しいシステムで遊びたいからと言って、毎回ルルブに6000円も出さなければいけないわけではない。

かくいう僕も、コンベンションの時にオフセで遊んだ「マージナルヒーローズ」の卓

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パーツ探索者たちの共通ハンドアウト

パーツ探索者たちの共通ハンドアウト

これまで翔、亜麻、直也が探索者としてTRPGセッションに参加するという経験をした。

疑似的に外に出て人と関わることから知ったこと、感じたことの中に僕たちの役割に関するものがある。

パーツ探索者は他の探索者やNPCを「守ろう」とすることが行動の動機になりやすい。

これまで過去のセッションで作ってきた、パーツたちとはなんの関係もない探索者はこうではなかった。これはパーツたちが演じる探索者たちだけ

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創作に活きる!探索者うちよそから学ぶキャラの個性の深めかた

創作に活きる!探索者うちよそから学ぶキャラの個性の深めかた

こんにちは! Jessie -ジェシー- です。

楽しくTRPG遊ばせてもらう中で、キャラクターの個性について気づいたことがあります。

私は最初、「シナリオの中に入るためだけに探索者をつくり、必要最低限の設定を積む」というスタイルだったのですが。
同卓させていただいた人たちの中には、もっと想像力を広げて楽しんでいる人がたくさんいたんです。

例えば「そろそろバレンタインだけど、あなたの探索者が

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ロールプレイと現実が交錯して変化する【シナリオ通過後の弁】

ロールプレイと現実が交錯して変化する【シナリオ通過後の弁】

どうも。
「影石」じゃない方の直也です。

パーツがTRPGしに行く企画が進行中クトゥルフ神話TRPGのシナリオ「ソープスクール」を遊んできた。

いつもTRPGを遊んでいるのは翔なのだけれど、その「面白そう」な感じに亜麻が魅かれて遊びに行き(「キルキルイキル」)、僕も興味が湧いたので行ってきた次第だ。

ちなみに2人をそのまま落とし込んだような探索者は様々な出来事の末にロストしており、探索者が生

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TRPGで起こす内的変化の可能性

TRPGで起こす内的変化の可能性

ども。翔です。

俺と同じ名前をつけた探索者が、シナリオ中でロストしました。

CoC(クトゥルフ神話TRPG)には、ロスト救済や転生もののシナリオなんかもあるけれど、仮に生き返ったからといって俺が疑似的に死んだことには変わりないし、感じたいろんなこと、考えたたくさんのことは消えないと思う。

Jessieは「この心情……小説に活かせる!」なんて喜んでいたし、俺は俺で感じることもあった。

自分が

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クトゥルフ神話とスピリチュアルには親和性があると思う

クトゥルフ神話とスピリチュアルには親和性があると思う

常々感じていたことなんですが、「クトゥルフ神話」と「スピリチュアル」には親和性があると思っています。

どういうところが似ているのか?ちょっと解説。

クトゥルフ神話とスピリチュアルの類似性
スケールが宇宙かそれ以上クトゥルフ神話は「宇宙的恐怖(コズミックホラー)」という別名を持っており、登場する神話生物たちは地球の存在ではありません。

中核を成すのは「アザトース」という人格を持たない存在であり

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コンベンションとオンラインセッション、繊細さん向けTRPGの楽しみ方

コンベンションとオンラインセッション、繊細さん向けTRPGの楽しみ方

ども、翔です。

まだ回数は少ないけど、俺はオフラインでやるコンベンションとオンラインセッション(以下オンセ)、両方の形態に参加したことがあります。

その上で個人的に、「繊細な気質を持つ私にはオンセの方が向いてるな」と感じました。

どういうところから自分はオンセ向きだと思ったのかを書いてみたいと思います。

じっくり、ゆっくりなオンセオンセって、じっくりゆっくり進んでいく感じがして良いんです。

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僕、キーパーには向いてないかもしれない【TRPGの楽しみ方】

僕、キーパーには向いてないかもしれない【TRPGの楽しみ方】

どうも、「無気力」です。

翔がやったことなんだけど、本人は疲れきってて奥で休んでるので、僕が観察したことを中心に書こうと思う。

TRPGはひとりで遊ぶことができないゲームだ。

必ず人と関わる必要があるし、人と関わるからおもしろい。

だが数回、キーパーとしてゲームを主導しようとした経験から分かったことがある。

僕たちはキーパーには向いていない。

これからはシナリオを書くことと、プレイヤー

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小説とTRPGはすごく近いかもしれない【KPのひとりあそび】

小説とTRPGはすごく近いかもしれない【KPのひとりあそび】

最近感じることがあるのですが、「小説を書くこと」と「TRPGのシナリオを考えること&遊ぶこと」って、ものすごく近いところにありませんか!?

使う部分が似ているというか、本当に、すごく近い。

試しに、必要な作業を分解して書いてみると……。

作業分解:小説を書く作品のコンセプトを思いつく
登場人物を考える
プロットを書く(あるいは、物語の流れを考える)
実際に書き始める
完成させる
人によって創

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TRPGが人生に教えてくれること

TRPGが人生に教えてくれること

遊びの余韻TRPGコンベンションを遊び終えた帰り道。私は解放感に包まれている自分に気がつきました。

「楽しかった! ロールプレイって楽しいな。自分は何にでもなれるんだ」

それこそが、TRPGによって得られる大きな気づきのひとつかもしれません。

みんな、どんな自分でいたいかを選択している
PLは「自分」という枠を抜け出して、まったく違う個人であるPC(キャラクター)のロールプレイをすることがで

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まだ見ぬ音楽へのハードルが下がった話

まだ見ぬ音楽へのハードルが下がった話

こんにちは。皇月ノエルです。

普段の音楽スタイルは音楽に関しての私は、どちらかというと「狭く深く」タイプ。

アーティストに関する情報はほとんどテレビ(ニュース)やランキング番組で得ていて、「良い曲だな」と思うものがあったら、その曲が入ったアルバムをレンタルしてくる。

そして、めちゃくちゃ聴きまくる。

気に入った曲を何度も何度も聴くのです。

良かったらCDを購入/ダウンロードして、さらに繰

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初めてTRPGコンベンションに参加する人への覚え書き【初心者が体験談をもとに心得をまとめてみた】

初めてTRPGコンベンションに参加する人への覚え書き【初心者が体験談をもとに心得をまとめてみた】

こんにちは。皇月ノエルです。

以前、勇気を出して「TRPGコンベンション」に初参加しました。

人生初!TRPGコンベンションに参加してきました!【プロジェクト狼煙火 進捗】

その時の体験をもとに、
「TRPGのイベントに参加したいけど、勇気が出ない」
「どんな人がいるか分からなくて不安」
「何が必要かよく分からない」
という人の背中を押したい! という思いで、この記事を書いてみることにしまし

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