創作に活きる!探索者うちよそから学ぶキャラの個性の深めかた
こんにちは! Jessie -ジェシー- です。
楽しくTRPG遊ばせてもらう中で、キャラクターの個性について気づいたことがあります。
私は最初、「シナリオの中に入るためだけに探索者をつくり、必要最低限の設定を積む」というスタイルだったのですが。
同卓させていただいた人たちの中には、もっと想像力を広げて楽しんでいる人がたくさんいたんです。
例えば「そろそろバレンタインだけど、あなたの探索者がチョコをもらったらどんな反応する?」とか、
「僕のキャラが○○の行ったらこういう行動しそう」とか。
特に印象的だったのはシナリオ『誰がロックを殺すのか』に参加した時。
同卓者さんが「今日の練習に探索者が行く時に……」みたいなツイートをしているのを見た瞬間、衝撃を受けたのです。
「そっか!探索者たちは別の世界でそれぞれの人生を送っているんだ!」
シナリオは彼らにとって人生の一場面でしかなく、シナリオが始まる前も後も、彼らの生活があって流れている。
意識してこなかったわけではないけれど理解しきれていなかったことを、はっきり想像できる形(自分の探索者のバンドメンバーが練習に顔を出す様子)で示された瞬間でした。
言われてみれば、そりゃそうか。
バンド組んでるなら毎日集まって練習しているだろうし、家に帰れば自分の趣味の時間を持っているかもしれないし、ペットは飼っているのかしら? どんな食べ物が好きかしら……。
考えはじめるとキャラクターのいろんなところが見えてきて、ロールプレイにも深みを加えられるようになった気がします。うちよそ楽しい!
……と、思って気づいたことがひとつ。
うちよそではないけど、こういうことを以前やっていたような……?
私は自分の小説の登場人物たちが大好きで、中学生の頃、好きが高じて本編と並行して番外編も書くという、キャラクターの個性広がりまくりな執筆をしていました。
……結果、二次創作的な設定のあれこれも本編に盛り込みたくなったけど盛り込み切れなくなって、本編が進まなくなるという本末転倒に陥りました……。
これは自分のためにならないし、本編に使えるはずだったエネルギーと時間をまったく別のところに使い果たしてしまうことになると気づいて、番外編は書かない、本編に集中する!と決めたのでした。
だから、衝撃を受けるまで忘れていたのでしょう。
番外編より本編の方が大事。
自分に向かうその精神は、今も変わっていません。
でもシナリオに関わらないところでどんどん探索者の設定を広げていく体験、そこから彼らのまだ知らなかった部分が明らかになること。
それがロールプレイで発せられるセリフや態度に影響を与えていく過程を体験していくと、設定を深めることで得られる豊かさを感じずにはいられません。
すでにこの気づきを創作に活かしはじめてもいて、キャラのセリフや動き・反応が活き活きしてくる感覚が掴めてて非常に助かっています。
設定を決めて、手取り足取りするところから「キャラクターが自分で動き出す」瞬間への移行までが早くなり、生命力もマシマシになった感じがしているのです。
TRPGは、言ってしまえばただの遊び。
一方でプレイヤーのリアル知識やひらめき、人生経験が役に立つ・広がる場でもあると思っていて、きっとこれからもたくさんのことを考える機会を得られるのでしょう。
楽しんでいきたいな!と改めて思いました。
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