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借金200万円#毎週ショートショートnote「親切な暗殺」
ガソリンの臭いが立ち込めている。
「ようやくこれで静かになった」
1月の冬、月がやけに大きい夜の晩だった。
午後8時からそれは始まる。恋人の祐介が怒り出す時間だ。なぜか彼はネジ巻き時計のようにこの時間になると怒り出す。
「今回」は私が思いやりのない相槌を打った、らしい。しかし思いやりのある相槌とは一体何なんだろう。
「お前が俺を怒らせるんだ。お前が全部悪いんだからな」
彼はそう言い捨てて、
早く笑えるようになりたいと今夜は思うわけですけども
こんばんは。
彼氏と別れてから一週間。自分がこんなに女々しいんだな、とうんざりしつつ。早く忘れるいい方法はないのかと毎晩考えあぐねている。
無駄な努力かもしれないが、夜猛烈に寂しくなってしまう私が滑稽に頑張ってることを紹介する。
1、花屋で花を買って飾る
なんか、すごく素敵な人の生活みたいだけどそういうわけでもなくでも花があるとなんとなく救われた気分になる。あとお気に入りの花屋さん見つけた。