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エフェクチュエーション
エフェクチュエーションとは、
「高い不確実性に対して予測ではなくコントロールによって対処する思考様式」
です。
従来の「目的主導」でリスク予測を重視した「コーゼーション(causation:因果論)」と対をなす考え方です。
起業家が新規事業を立ち上げるときに必要な考え方として紹介されていますが、私のように定年退職を前にどっちの方向に進んでいったらよいのかわからない!と悩むおやじたちにも指針とな
まず、ちゃんと聴く。
「まず」
というのは、伝える前に「まず」聴くこと。
「ちゃんと聴く」
とは、
「社会のルールや規範、私の価値観や常識に照らして、善悪正邪を判断するのではなく、全ての人の全ての言動の背景には、その人なりの肯定的意図があると信じるあり方」
のこと。
「リアルなビジネスの現場でコミュニケーションに悩んでいる人」にとっては、伝えることで頭の中はいっぱいになるけど、「まず、ちゃんと聴く」ということが大切
世界は贈与でできている
最近、贈与論というのが話題になっているのでしょうか。
「贈与論はコミュニケーション論でなければなりません」と著者は述べています。
税金とか相続とかではなくて、哲学の話です。
贈与と交換。この対比で考えるところから私の理解は始まりました。
贈与→差し出し、名乗らず立ち去り、届くことを祈る
交換→「助けてあげる。で、あなたは私に何をしてくれるの?」
この著書を読んでの、私の大雑把な理解です。
わ
自由になるための技術 リベラルアーツ
「あなたは一体どうしたいのですか?」
未来を人に聞くのではなく、問いを自分に向けるべきと著者はいいます。
時代の流れは速く不確かとなり、明文化されたルールが追い付かない。
こんな時代に大切なのは、
「自分自身の価値基準」を持つこと
「人間というものをより深く理解すること」
学ぶことで「人生の選択肢を増やすこと」
そもそもリベラルアーツとは何か。
私の理解は、著書を引用するとこうなります。
「
リスキリングは経営課題
日本の社会人はそもそも、学ばない。学びたくないのではなく、学べないのでもなく、学ばない。その事実を「中動態的キャリア」という言葉で説明しています。なるほど。腹落ちします。
「企業は従業員それぞれの個の主体性=WILLを、入社してから20年後、ミドル期ごろになって急に求め始めます。40代や50代になってから「あなたのやりたいことは何か」ということを、「キャリア自律」の言葉を盾にとって突きつけます。
定年前と定年後の働き方
「働かないおじさん」とか言われて、ふてくされているシニアのイメージが広がりつつあるのは残念ですが、研究によると幸福感は40歳代後半から増しているのだそうです。これを「幸福感のU字型カーブ」と呼ぶそうです。
この書籍ではシニアの働き方として、マッチョイズムに囚われない、役職にこだわらない、現場のプレーヤーとして専門性の向上にこだわる、などを提案しています。マッチョイズムとは、伝統的な男性らしさ、つ
キャリアコンサルタントのためのカウンセリング入門
ここ数ヶ月、キャリアカウンセリングを実施する機会がない。逆に職場では、1on1を実施する機会が増えてきた。
1on1を実施して思うのは、カウンセリングと比べて、上司である自分がしゃべっている時間が長いということ。こんなはずではないと思いながらも気が付くと自分がしゃべっている。いろいろ言い訳はあるが、結局傾聴が不十分で1on1の趣旨から外れている。
そんなことを繰り返していると、カウンセリングの
サーバント・リーダーシップ入門
組織をまとめようとする時、メンバーに対して思う。
私のもつ権限に委縮しているのではないか。
組織に対する無力感から従順になっているのではないのか。
組織のメンバーを支援したいと思う時、自分に対して思う。
責任逃れをしているだけではないのか。
いざという時に前に立って進む勇気を持っているか。
「サーバント・リーダーシップ」とは何か、つかみどころがないように感じる。
「サーバント・リーダーシップは
『経営者の条件』『人生を変えるドラッカー』
「仕事はプライベートの反対語じゃない。
自分を成長させる、最高に楽しい機会だよな。
仕事で自分が成長できたら、人生全般に影響する。
プライベートは仕事から逃げ込む場所じゃない。
仕事で成長できるからこそ、プライベートも輝く。
仕事でこそ、自分が生きていることが世の中に生かされる。」
『人生を変えるドラッカー』(吉田麻子著)から登場人物の言葉です。
4年前に初めてドラッカーの入門書
『人