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キャリアコンサルタントのためのカウンセリング入門

ここ数ヶ月、キャリアカウンセリングを実施する機会がない。逆に職場では、1on1を実施する機会が増えてきた。

1on1を実施して思うのは、カウンセリングと比べて、上司である自分がしゃべっている時間が長いということ。こんなはずではないと思いながらも気が付くと自分がしゃべっている。いろいろ言い訳はあるが、結局傾聴が不十分で1on1の趣旨から外れている。

そんなことを繰り返していると、カウンセリングの基本を振り返りたくなります。カウンセラーである自分を見失いそうで怖くなります。
その時に本棚から引っ張り出したのがこの本。

クライエントの世界に入りクライエントと肩をならべて同じ世界を見る。この大切さを、ひとつひとつのエピソードから感じます。またその難しさも。

野良猫になりたい、という家猫の本心は何なのか。フリーランスになりたい、というサラリーマンの本心は何なのか。
(第1部 「6 クライエントの自己受容を助ける」)

その疑問や心の引っかかりをクライエントの非言語表現から読み取って、大切に扱っていけるようなカウンセラーになりたいものだと、改めて、改めて感じさせる一冊です。
心に沁みます。

キャリアコンサルタントのためのカウンセリング入門  杉原保史著
2023/4/23

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