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Vol56 全国自治体!ユニーク助成金 第1弾「住宅新築に手厚い町」 

移住を実現するためには、ある程度の資金が必要です。
その時の強い味方が、国や地方自治体の助成金(補助金)と呼ばれるものです。
そこで、全国自治体を総チェック!お役に立てそうな助成金をご紹介します。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2000組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣ はじめに


移住に必要な資金を準備しなければ、移住を実行することができません。
その移住に必要な資金は、個人によって異なります。
「田舎に移り住んで何をしたいのか」「田舎に移り住んでどのような暮らしをしたいのか」
皆さんの移住に対する目的や夢によって、移住資金は異なります。

こうした移住資金の準備で有効な手段のひとつが、国や自治体の助成金(補助金)です。

残念ながら、移住を希望していたが、途中であきらめる人の一番の理由が、移住資金の準備不足です。

そこで、全国の自治体が移住者等を対象に実施する助成金をテーマ別に紹介していきます。
なお、ここで紹介する助成金は2023年度におけるものです。
一般的には、助成金は年度毎に見直されますので、最新の情報は自治体にご確認ください。
もちろん、ここで紹介をする町以外にも、同様の助成金制度を実施する自治体はありますのでご理解をお願いします。

2⃣ 住宅新築に手厚い助成金のある町


① 北海道赤井川村 

10年以上居住する方へ300万円の住宅建設資金
『むらに戀(こい)してみませんか?!』のキャチコピーの元で、手厚い移住・定住支援事業に取り組んでいます。

対象住宅は専用住宅 ならば自らが居住する2LDK又は3LDK以上の新築住宅となっています。
さらに優遇措置として、新築住宅建設後、3年間は固定資産税半額となります。

② 北海道歌志内市

居住面積50㎡以上の住宅で新築または建売住宅を住宅を新築または建売住宅を購入した場合 、移住者は250万円が受け取れます。

さらに、新築の場合、市内建設業者に発注又は市内建設業者より購入した場合 は+100万円、子育て世帯の場合+50万円、さらに、市が指定する住宅用地に住宅を新築した場合+100万円が受け取れます。
以上の条件をすべて満たすことで、最大500万円の助成金となります。

③ 北海道雄武町

町外からの転入と定着を促進し、過疎化の防止と町の活性化を図るため、移住宅地を無償貸与し、一定期間内に床面積が60㎡以上の専用住宅を建築した場合にその土地を無償で譲渡されます。
 

④ 青森県六ケ所村 

「尾駮レイクタウン北地区住宅建築助成事業及び尾駮レイクタウン北地地区宅地購入助成事業」

尾駮レイクタウン北地区の宅地を購入して住宅を新築された方に270万円を上限に、床面積1㎡あたり15,000円を助成が受けられます。
更に、移住者は100万円が加算。建築主又は配偶者が40歳未満の場合は20万円、中学生以下の子どもがいる場合は一人当たり20万円が加算されます。
また、宅地の購入に際しては、宅地面積1㎡あたり6,500円の助成が受けられます。
 

3⃣ 移住時の新築の注意点


移住時、シニア世代ならば中古住宅を求める割合が大きいが、新婚世代や子育て世代は、新築をする割合も高くなります。
都会では新築が建てられなくても、土地価格の安い田舎ならば新築のマイホームも夢ではありません。

しかし、知らない町に移住をする時、いきなり家を新築するには大きなリスクがあります。
万が一の場合、都会と違い新築の家でも、すぐに売却先が見つかるとは限りません。
逆に、割高な中古住宅は余計に敬遠されます。

そこで、一旦は、賃貸に移り住み、町に馴染んでから新築を考えて見ることもおススメです。

また、知らない町では工務店を選ぶのも簡単ではありません。
大手のハウスメーカーに依頼をするのも良いが、田舎では地元の工務店にお願いするメリットも多くあります。

自治体によっては、新築を希望する移住者の支援として、地元の登録工務店の入札をサポートする事業に取り組むところもあります。

ぜひ、田舎暮らしで素晴らしいマイホームを手に入れてください。

4⃣ TOPの画像


最後に、私の好きな町をご紹介
移住地選びの参考にしてくださいね。

新潟県上越市林泉寺
林泉寺は越後守護代長尾家の菩提寺であり、謙信公が幼少のころ修行したお寺です。
また、その隣には長尾氏の居城で、戦国武将上杉謙信の城として知られる春日山城もあります。
上越市は人口19万人、新潟市、長岡市に次ぐ県内3番目の大きな町です。
古くから交通の要衝として栄えて、世界各地の港湾とつながる物流の拠点でもある直江津港があります。
佐渡島もこの直江津港から渡ります。
都市の魅力もありながら、自然が多く残り、四季の彩が美しい上越市は、移住者にも人気の町です。
 

最後まで読んでいただき有難うございました。
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移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで17年間2000組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。