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まきこまれる その3
中3の後半、少しずつ今後も必要なもの、要らないものを選択して荷物をまとめ始めるように言われました。家から出て行く準備です。
母は「あんたと私が写ってるやつだけここから取りなさい」といってたくさんのアルバムから写真を選り分けるように私に伝えました。後々「あの時は楽しかったよね」みたいに思い出話をする事もありましたし、言っていることとやっていることがめちゃくちゃなんですけど、それは大人になった今大き
まきこまれる その2
私の父に圧倒的に欠けているもの、それはデリカシーです。(後に母にも欠けていたことが判明)当時の私がどういう状況に置かれているのか、そんなことに配慮出来るような人ではありませんでした。
簡単に言うと、ジャイアンです。
ジャイアンって通常放送の中では横暴で自分勝手、お前のものは俺のものですよね。映画の中では急に頼りになる。父もそんな感じでした。なので、自分が考えに家族は添うものだと思っています。そ
まきこまれる その1
中学も3年生になる頃から、家に帰ると母が居ることが多くなりました。飲み屋の切り盛りをしなくなったということです。当時は母がどういう気持ちの切り替えをしたのか分かりませんでしたが、両親の会話を聞くといつもお互いの主張をしていて平行線をひたすらに走り続けるレースのようでした。それが嫌になってしまったのかな、と思います。
そしてある日「お母さんはお父さんと離婚をしたいと思う。どう思う?」と聞かれました
夫婦喧嘩ベストバウト
ちょっと大丈夫じゃない内容ばっかりです。
読む人の勇気が試されます。
夜中、両親の営む飲み屋が閉店して掃除をしているところへ行くと、母が吹っ飛んで壁にぶつかり差し歯の前歯がきれいに弧を描いて飛んでいくところに遭遇しました。「先生呼んできて!!」と母に叫ばれた私は走って我が家のお向かいに住む先生の家に向かいました。暗い道をめっちゃ走りました。ここで我が家お得意の「寝静まった家に突撃」のスキルが活
さすらいの親子 いっしゅうかんご
何故川口の健康ランドを間に挟んだのかは知りませんが、その後は母の福島の実家で過ごしました。実家には伯父と伯母が暮らしています。またもや連絡もせずに突撃し、寝ている伯母を起こして家の中に入って行きました。
実家はものすごく田舎な場所です。午後8時には各家庭の電気は消されて、本数の少ない街灯たちがポツポツと建っている、暗闇が深くて空の星がよく見えるところでした。そこへアポ無しで突撃します。今回だけで
さすらいの親子 ふつかめ
嬉ションをする犬ロッキーのお家で一日過ごした私たちは、次の場所に向かいます。
着いたのは何故か川口の健康ランド「シャルマン」。シャルマンはその後廃業して無くなってしまいましたが、何というか、バブリーな施設でした。風俗のお店が沢山あるところに建っていた中々怪しい施設です。でも中は至って普通(だと思ってただけかもしれませんが)週末に家族で遊びに行っては大きなお風呂に入って楽しかった思い出があります。
さすらいの親子 いちにちめ
前述の通り、うちの父はお酒が大好きで朝起きたらウイスキーを瓶から直接ゴクゴク飲み、車で旅行する時に一番最初に寄る場所は酒屋でした(飲酒運転ダメ、ゼッタイ。)。後々書く予定ですが、私が高校生の時に亡くなっているので、大人になった私とアルコール依存症の父との対話は出来ていません。もしかしたらストレスや不安から逃げ出すための行為だったのかもしれないなぁと思っています。そして父は酒を飲んではキレていました
もっとみる好きだったこと、今も好きなこと
毎日夜はテレビと私の対話だったので、アニメやスーファミのゲームが大好きでした。特にぷよぷよが強くて、周りの友達も大人もみんな相手にならなかったほどです。今でもアニメ、ゲームが大好きな筋金入りのオタクですがオタ話はあまりここではしないようにしていきます。
でもこれだけは書いておきます。「ゴールデンカムイ」がめっちゃ面白い。
それ以外で今も私の大好きなこととして「おえかき」があります。幸いなことに
こどものひとりぐらし
毎日元気に遊びすくすくと成長した私は小学生になりました。おめでとう私!大きくなったね。ここからは人生が3倍に濃縮され始めます。楽しみだね!
この頃から両親が飲み屋を始めます。程々の大きさの居酒屋で、毎日仕事帰りのおっさんとかなんの仕事してるか分かんないおっさんとかで賑わう場所でした。父が長年やりたかった事だったそうです。食べ物もおいしいと評判でした。
居酒屋ですから、夕方から夜に開いているんで
生まれる前からすげえ
では早速生まれる前に遡りましょう。
私の父と母は小学校の同級生だったそうです。大人になってそれぞれに家庭を築き(あれ?)それぞれに二人の娘さんがいました。(ん〜?)そんな中開かれた同窓会で再会した父と母は
なんとダブル不倫をブチかまします。
マジかよ〜。この話聞いた時、私は本当に引いてしまいました。しかし愛の形は色々ありますし…。でも私に言う必要あるのかこれ?と思いました。
その後は母が海