まきこまれる その2

私の父に圧倒的に欠けているもの、それはデリカシーです。(後に母にも欠けていたことが判明)当時の私がどういう状況に置かれているのか、そんなことに配慮出来るような人ではありませんでした。

簡単に言うと、ジャイアンです。

ジャイアンって通常放送の中では横暴で自分勝手、お前のものは俺のものですよね。映画の中では急に頼りになる。父もそんな感じでした。なので、自分が考えに家族は添うものだと思っています。そしてイベントでは頼りになりますし面白い人です。

そして前も書いたように寂しがりなので、どこかに出かける時は誰かと一緒じゃないとダメなんです。でも、休みは絶対に外出したい人です。非常にめんどくさい。母は逃げたので、私が無理矢理連れて行かれるのです。

そして、外出先では親権をどちらが持つか、父のプレゼン大会が始まります。非常にめんどくさい。当時の外出で楽しかった思い出はありません。最後は言い争いになりますし、仮に父と暮らしても私の生活が安定するとは到底思えませんでした。「この人がお前の新しいお母さんだよ」とか簡単に言いそうだよな、クズだし…と思っていました。

父よ、あなたが教えてくれたことで今の私を生かしていることは沢山ある。そこは感謝したい。でも共同生活が順調に進むとは思えなかったんだ。ほんとごめんね。私は出来るだけしんどくならない道を選ばなくてはダメだったんだ…。


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