幼女だった頃

我々家族が一番円満に普通の生活をしていた頃のことを私は全く覚えていません。幸せな思い出ほど記憶に残らないものです。だってわたし3さいとかだし。

この頃のエピソードとしては、父の日に「おとうさんのかおをかこう」というお絵かきのテーマがあって、肌色のクレヨンで顔を描き、その上から黒のクレヨンで目鼻を描くものの納得がいかず、それを何回も繰り返した結果「画用紙一面に沢山の父の顔が描かれた恐怖の一枚」みたいになってしまい、保育園の先生に「お父さんがとっても好きなんですね」と言われた母に後々まで「あんたはファザコンだ」と言われ続けたというものがあります。当時の私は引っ込み思案でした。

また、極度の人見知りだった為に知らない人が視界に入るのが怖く、目の両脇にそれぞれ手を添えて物理的に視界に入らないように工夫する技を持っていたそうです。優しく声をかけてくれた皆さん本当にごめんなさい。怖かったんです。

これに関しても後々まで母によって酒の席の面白エピソードとして拡散されてその度にしんどかったです。

今も母とのやりとりはしんどいです。

あ、あと保育園のマカロニきなことホットケーキが大好きで、プリンが嫌いだったから友達にあげていました。

そして酔っ払ってキレた父がよく食事テーブルをひっくり返していました。それに関しては怖さは無く、何回もあるので「またか」といった感じでした。何事も慣れです。


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