中学生になる

今まで書いてきたこと、書かなかったことを経て、私は中学生になります。地区で定められた中学校がめちゃくちゃ遠い場所だったので、母が教育委員会に突撃し(母はすぐに突撃します)、そのおかげで近くの地区外の学校に通っていました。

学生時代を過ごした経験のある人なら分かると思うのですが、思春期の子どもは自分の所属する集団に新しい人が入ってくることをあまり良く捉えません。つまり目立ってしまった私はいじめっ子の標的になります。

今思えばあんな小さいコミュニティーの中で存在がムカつくとか思われても全然意味分からないんですけど、当時は授業中にずっと睨まれていたりしていて不愉快でした。勉強する場だろ、勉強しろ勉強。同じように越境をして通っていた友達が居たのですが、クラスが離れてしまったので別々に過ごしていました。が、友達も目をつけられていて、後々不登校になってしまいました。

少し経ってから「何で助けてあげられなかったのかな」と悩んだ日々もあります。しかしその時の私は自分が新しい集団で頑張ることに精一杯でした。

2年になろうとする頃には馴染んだのか、問題なく学校生活を送れるようになります。

そして何故か「組長」というあだ名で呼ばれ始めるのです。今後書く予定ですが、付けられるあだ名が毎回変わっていますし、私自身「変わってるね。」とよく言われます。頑張って普通を目指しているんですけどね。

2年の時に仲良くなった友達とは20年経った今も仲良くしていて、大親友です。最初は大変だったけど、終わり良ければ全て良し!

しかし良かったのは学生生活だけです。私の家族はひたすらに壊れていきます。

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