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🌟子供の為に国際バカロレア校を選ぶべきか悩んでいる時に読む☄ 進学のパターンとその実情🌞小学校から高校まで

はじめに

国際バカロレアの現状

最近、SNSや教育関連ニュース、塾での講演会、学校に関する話題で常に話題になるのが「国際バカロレア」ですね。

これはインターナショナル・バカロレアの日本語訳名称で、一般的に略して IB校(アイビー校)と呼ばれます。フランスの学校教育「バカロレア教育」とは異なります。「国際」という言葉が入ることで区別できますが、書籍を検索する時などに紛らわしいことがあります。

また、”国際”や”インターナショナル”という言葉がついていても、インターナショナルスクールとは異なります。もちろん、インターナショナルスクールにも国際バカロレアを導入している学校があり、さらにややこしく感じてしまいます。

現在日本では文部科学省が主導し、国内の公立校を含めて国際バカロレア教育の導入を強く推進しています。また、国際バカロレア教育のアイデアを利用した教育改革が都道府県主導で行われていますが、国際バカロレアのコピーと思われないように宣伝文句からは外され、新しい教育のアイデアとして学校改革という言葉に置き換え、各地で新しい学校が生まれたり、既存の学校が生まれ変わっています。

実際に国際バカロレア校を卒業し大学へ入学した学生の評判も非常に高く、普通校を卒業した生徒とは明らかに違う積極性発言力企画力リーダーシップを兼ね備えています。その卒業生の活躍は各地の大学の国際バカロレア入試のページなどにリンク掲載されています。大学内で新たな活動を始めていたり、研究の成果が表彰されたりと多くの活躍が紹介されていることからも分かります。さらには国際的な団体への参加で話題になったり、留学先での表彰などと、今までにはない内容のニュースで見かけることが非常に多くなっています。

国内の国立大学医学部でも、この国際バカロレアの成績のみを利用した IB入試を行う大学が増えています。さらに医学部以外でも、毎年2桁の大学学部が新たに専用の入試コースを開設していますので、国際バカロレア校を卒業した生徒を取り合っている状況です。

国際バカロレアのカリキュラムを採用している高校を卒業し大学へ入学した学生たちの評価は、大学内外で非常に話題となり、大学がさらに国際バカロレアに注目して生徒獲得を目指している状態です。IB入試を新設した翌年には、その人数枠をさらに引き上げている大学が多いことから、いかに学生の評判が良いのかが分かります。

また、国内の大学へ進学した後、海外大学への短期プログラム参加や、留学、大学院進学に際しても、国際バカロレアのIBDP(国際バカロレアディプロマプログラム)卒業生は優遇されます。

でも、いざ子供のためにこのプログラムの学校を受験校の選択肢へ入れるとなると、多少不安.があるものです。その理由はやはり、まだ学校数が少ないこと、共通テスト対策の為のような教育を行う多くの進学校や普通の日本の高等学校と大きく異なる、外国から来た新しいアイデアの教育に対してなんとなく不安が生じること。さらには、国際バカロレア教育を調べても実際の授業を受けていないから実感がわかないことがその理由です。

このプログラムを選ぶことで小・中・高・大学への進学時にデメリットがないのか、選んだあとで変えることはできるのか、授業についていけなかったらどうしようかといった心配だらけです。

さらに、せっかく国際バカロレアを選んだのであれば、後悔はしたくないですよね。後悔をしない為に、もう一度立ち止まって読んでもらいたいことが書いてあります。選んだ、選ばなかったことで数年間もの間、その選択を後悔する親も多くいます。だからこそ、国際バカロレアを選んだら数年後にどうなるか。次の学年・中学、.高校、さらには大学への進学をどうすればよいのか。子供の為に、国際バカロレアの学校を選ぶべきかどうか、悩んでいる時に考えるポイントを子供の学年に応じてまとめました。

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