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2023年7月の記事一覧
知ってはいけない [1] 隠された日本支配の構造 矢部宏治2017年講談社№622
米軍基地は日本中どこにでも作れる。
北方領土問題が解決しない理由も
ここにある。
首都圏上空(横田空域)の多くがアメリカ。
米軍はどんな軍事演習でも可能。
岩国空域、嘉手納空域もある。
だからここを避けて飛行機は飛ぶ。
嘉手納空域は沖縄本島をすっぽり覆っています。
米軍機が安全に離着陸出来るように、
日本の飛行機は沖縄に着陸する時は、
かなり手前から非常に危険な低空飛行を強いられている。
■治
アインが見た、碧い空。 -あなたの知らないベトナム技能実習生の物語-近藤秀将2022年学而図書№618
真の搾取者は誰なのか?
2019年時点、日本にいるアジアからの技能実習生は41万人。
日本にいる外国人の14%。
本書ではベトナムからの技能実習生を小説化している。
そして解説を挟みながら、
技能実習制度の本質がわかる作品。
ベトナムから技能実習生として来日するには
100万円程必要なので、借金をする。
日本で3年働きながら借金を返済して、
差し引き、150~300万円(5~10年分の年収)
私の半分はどこから来たのか AIDで生まれた子の苦悩 大野和基2022年朝日新聞出版№615
世界中で増え続ける、
提供された精子での出産
AID(非配偶者間人工受精)
日本では1948年から開始。
が、2018年8月、新規患者の受け入れを
中止せざるおえなくなった。
世界的に「出自を知る権利」に注目が集まる中、
日本ではドナー非公表。
もし今後、訴訟を起こされ、
開示命令が下される可能性がある旨をお伝えすると、
ドナーは現れなくなった。
「あなたは提供精子で生まれたのよ」。
医学部
「神様」のいる家で育ちました -宗教2世な私たち-菊池真理子2022年文藝春秋№614
宗教2世として、生まれ育った子どもたち。
宗教ありきの生活が当たり前と思って育つ。
成長と共に、学校、社会と出ていく中で、
あれ?と思うことが多々出てくる。
本書は7人の宗教2世たちが育ってきた家庭を描く
ノンフィクションコミック。
同じく、宗教2世の私には
「わかる、わかる」が満載でした。
他宗教は邪教。
正しいのは自分たちだけ。
信じてない人は地獄に堕ちる。
素晴らしい教えで救ってあげよう