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食のエッセイ

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食べるを味わう表現がしたいので、思いつくままエッセイにしてみました。
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あじたま

あじたま

明日、ちょっと怖いから、味玉を仕込んだ。
楽しみを自分で作っておく。
打ち勝つぞ!

なみなみさん🥚

誰かのために作る料理〜食のエッセイ〜

誰かのために作る料理〜食のエッセイ〜

明日は母の通院なので、張り切ってお弁当の準備をした。

母はいま施設に入っていて、面会はいつもたったの10分しか出来ない。
通院は、母と長く一緒にいられる貴重な時間だ。

蕪をすり下ろして、そぼろと、ことこと煮た。

一応、いけるかも、と思って、切った蕪も入れたが、心配で柔らかくなるまで火を通した。

優しい味のレシピで、私はすきだが、母の体にもいいかもしれないが、ふだん薄味ばかりだろうから、もう

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駅蕎麦 〜食のエッセイ〜

駅蕎麦 〜食のエッセイ〜

昨日はライブ前に、郵便局や銀行での用事をこなしていて、ゆっくりご飯を食べる時間がなくなってしまったので、初めて駅蕎麦を食べた。

前々から気にはなっていたのだが、出かけるときは純喫茶などで時間を過ごすのがすきなので、駅蕎麦に割くお腹がいつも残っていなかったのだ。

サッと入ってパッと食べて出て行く。

そこにちょっとした憧れがあった。

食べる時間がなさそうだと思って先に焼き鳥屋で焼きおにぎりを買

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雑に食べる 〜食のエッセイ〜

雑に食べる 〜食のエッセイ〜

雑に食べたい日がある。

今夜は、ちょっと色々がんばってたのを終えたので、餃子とビールをむさぼりくった。

雑にザッと焼いて、テキトーに皿に乗っけて、もう、勢いのままに、本能のままに、かっこむ。

これがうまい。

料理がすきって言うと家庭的に見られる。

かわいく盛り付けたい時もあるし、丁寧な暮らしに憧れもある。

でも、わりとずぼらなので、雑な料理、大好きなんだよなーーー。

生活感のある雑さ

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しなびたポテト 〜食のエッセイ〜

しなびたポテト 〜食のエッセイ〜

しなびたポテトがすきだ。

マクドナルドのやつ。

正確に言うと、マックの紙ケースの中で熱々のポテトが詰め込まれた結果、蒸気が溜まり、水分を吸いまくって、"くたくた" になったやつだ。

「萎びた」の言葉の意味は、「みずみずしさが失われてしぼみ、くたっとするさま」とあるので、その意味は私が意図するものと著しく異なる。
(引用元: Weblio国語辞典)

ポテトはしばし、カリッと派と、しなしな派で

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