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歴史考察

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歴史について考察した記事をまとめています。
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2021年6月の記事一覧

掛け持ちが壁を壊す

掛け持ちが壁を壊す

織田信長は戦国大名にして
芸術は爆発だ!(鉄砲だ?)的な
芸術家でもありました。

豊臣秀吉は戦国大名にして
金を振りまくファイナンスミニスター
工事が得意の建築家でした。

徳川家康は戦国大名にして
薬や健康については医師も脱帽の
パーソナルフィットネス&
メディカルプランナーでした。

乱世に優れた業績を残した人は
お仕着せの箱には収まらない
掛け持ちの一生だったのです。

…そりゃあ教科書に

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LinkedInが日本で流行らなかった理由が、アースメディアの記事で読める

LinkedInが日本で流行らなかった理由が、アースメディアの記事で読める

LinkedIn、盛り上がってきてます。

でも最初から盛り上がっていたのか?
…違いますよね。
『元リン』(元ヤンではない)
とでも呼びたくなるような、
LinkedInに最初は登録したけど
今では全然触ってません、
的な人もたくさんいます。

松本淳さんの会社、
アースメディアの記事にて、
その理由が詳しく書かれています。

『なるほど、
だから流行らなかったのか…』

とうなずくこと必須の内

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文字とチ識と、そのバトン

文字とチ識と、そのバトン

『チ。一地球の運動について一 』

魚豊(うおと)さんの漫画です。

週刊スピリッツで連載中。
小学館の編集者さんの
おススメ文句をコピペ引用します。

『読み終わって「やべえな」と小さく息を吐いて、TwitterやLINEで知り合いに「これ読んだ? やばくない?」って伝えるような漫画があると思うんですが、この漫画はそれです。ぜひそうしていただけますと幸いです』

…。

うーん、そこまでやばい

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ボスの快楽

ボスの快楽

…接待宴会とかそういう話ではない。
…缶コーヒーの話でもない。

「北方ルネサンス」で活躍した画家、
ヒエロニムス・ボスが描いた
『快楽の園』という
絵についての紹介記事である。

ボスは、15世紀あたりの人。
ネーデルラント
(オランダやベルギーのあたり)で
レオナルド・ダ・ヴィンチと
(場所は異なるが)
ほぼ同じ時代に活躍した画家だ。
※北方ルネサンスとは、
イタリアではなく、ネーデルラントや

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商地改革の温度差

商地改革の温度差

農地改革ならぬ
商地改革が起きている、
という記事を書いた↓

簡単に言えば
自作商、つまり
自分自身で商品やビジネスを作る人が
増えてくる、という話である。
これまでの日本では小作商、つまり
他人の商品やビジネスを扱う人が
多かったのだが。

当然ながらこのような
「歴史的な事件や出来事」を
他の事象に当てはめて考える時には
共通点と相違点が出てくる。

歴史は繰り返す面もあれば
繰り返さない面

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茄子紺

なすこん、と読みます。
茄子の紺色。

『365日 にっぽんのいろ図鑑』という
本を、私は持っておりまして、
皆様におススメしたくて
本記事を書いてみます。

作者は「暦生活」さん(監修:高月美樹さん)。
なんと365日それぞれに
日本の「色」の表現をすべて
あてはめている、というスゴイ本です。

で、6/20の色は何かなと
思って開いてみると
「茄子紺」だったわけです。
茄子の紺色、うん、思い浮

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土地柄と伝統、閉鎖と換気

土地柄と伝統、閉鎖と換気

どんな土地であっても
人が住んでいる所であれば
その人々のカラーが生まれます。

私は以前に、街をカレーにたとえて
考察した記事を書きました↓

スープカレーのような街もあれば
一晩煮込んだカレー、
激辛カレー、甘口カレー、
いろいろあります。

「人種のるつぼ」
「人種のサラダボウル」のように
溶け合っているか、いないかに
よってもだいぶ味は変わります。

例えば、一般的に地方では
「血縁」「地

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Solemnity is the shield of idiots.

Solemnity is the shield of idiots.

スゴンダ、という人をご存知でしょうか。
シャルル=ルイ・ド・スゴンダ。
…だ、誰?

この人、フランスの貴族です。のちに
ラ・ブレードとモンテスキューという
領地を手に入れて、
シャルル=ルイ・ド・モンテスキューと
呼ばれることが多いです。
フランスの哲学者。

…モンテスキュー?
そう、『法の精神』という本で
有名な「モンテスキュー」さんです。
本名、シャルル=ルイ・ド・スゴンダ。

この記事は

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パリッコが常識を変えた

パリッコが常識を変えた

おにぎり🍙のお話、です。

米を炊いてにぎって持ち歩くのは
弥生時代からすでにありました。
おにぎりの化石が遺跡から
出土しているそうです。

小麦→パン→持ち歩きなら
米→ごはん→持ち歩きの
代表格なのが、おにぎり。

しかし、まあ当たり前と言えば
当たり前ですが、
おにぎり=家でにぎる、
これが一昔前の常識でした。
わざわざは、買わない。
買うとしても駅弁くらい。

この常識を打ち破ったのが

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はぶく、ハブる、ハブでつなぐ

はぶく、ハブる、ハブでつなぐ

情報が乱立、爆発している
この乱世において、
『省く』スキルは必須ですね!

取捨選択、優先順位をつけて、
後から後から湧いて出る雑務を
省いていくこと。

棋士の羽生(はぶ)善治さんは、
人間とコンピュータの将棋の
違いを聞かれて、
こんなことを言ったそうです。

「人間は、
駄目なこと、無駄なことを省き、
消していくことで強さを得ます」
(逆にコンピュータは
足すことで強くなる)

処理能力に

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まず毒矢を抜く

まず毒矢を抜く

いかに知るかも大事だが
いかに使うかも大事、というお話です。

「世界とはいったい何なのか?」
「世界の真実とは何なのか?」

あるお坊さんが、悩みに悩んで、
お釈迦様に聞きに行きました。
どうしても、知りたかったからです。
ちゃんとした答えが返ってこない限り、
仏教の修行をやめる、とまで言います。

お釈迦様は、こう答えました。

「…ある人が、毒が塗られた矢、
毒矢を誰かに射られた。
自分の体

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ヒストジオのブーメラン

『ブーメラン』という言葉が
何となく悪い意味に、特に国会で
使われている昨今である。

…試しに『ブーメラン 国会』で
ググッてみよう。

「◯◯発言、ブーメラン直撃」
「伝説のブーメラン発言集動画」
「野党、批判するもブーメラン」
「ブーメランで倍返し炸裂!」

…日本の国会では、まるで
昔のオーストラリアの狩猟現場か
ゼルダの伝説(初代)のように
ブーメランが飛び交っている。

言うまでもなく

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アルゴリズムの鼓動

アルゴリズムの鼓動

SNSを運用すると、アルゴリズムについて
考えさせられることが多いと思います。

《アルゴリズム》
『問題を解決するための方法や手順のこと。
問題解決の手続きを一般化するもの。
プログラミングを作成する基礎』

SNS運用の文脈においては、
「どのようにすれば自分の記事が
広く見られるようになるのか」
「どういった投稿であれば
SNSのアルゴリズムに
沿ったものになるのか」
という意味で、よく使わ

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BOSSが木陰で贅沢微糖な革命

BOSSが木陰で贅沢微糖な革命

コーヒー☕️はお好きですか?

元はイスラーム世界で生まれた
この嗜好飲料。
いまや全世界に広がって
コンビニでも小銭を出せば
挽き立てを味わえる世の中です。
いい時代ですね。

ほら、ちょっと仕事が
できる大人を気取りながら
あえてスタバでコーヒーを横に
ノートパソコンかちかちやってる
人も、たくさんいるじゃないですか
(今、まさにしていたらすみません)。

この記事はそんなコーヒーのお話。

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