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どんな土地であっても
人が住んでいる所であれば
その人々のカラーが生まれます。

私は以前に、街をカレーにたとえて
考察した記事を書きました↓

スープカレーのような街もあれば
一晩煮込んだカレー、
激辛カレー、甘口カレー、
いろいろあります。

「人種のるつぼ」
「人種のサラダボウル」のように
溶け合っているか、いないかに
よってもだいぶ味は変わります。

例えば、一般的に地方では
「血縁」「地縁」「学縁」などが
優先されがちだと言われますよね。
「〇〇家はここでは顔だからな…」
「〇〇は最近店がよくできてるから…」
「〇〇高校出身! すごいですね~」など。

企業城下町などでは
「社縁」がモノを言うでしょう。
「〇〇本社にお勤め? 部屋貸します!」など。

長い伝統を持ち、
閉鎖的な雰囲気の街もあれば
常に開拓民を受け入れるような
開放的な雰囲気の街もあります。

そのような「土地柄」の空気は
知らず知らずのうちにその土地にある
「組織」にも流れ込みます。
「シリコンバレー」などの例を
出すまでもなく…。

あなたの組織は、いかがですか?
あなたの住む土地の、土地柄は?

都会は、一般的に
たくさんの人が住んでいますので
比較的ドライでビジネスライク、
金縁(お金の縁)でつながり
血縁・地縁などは薄い、と言われます。

ただ、ミクロな視点で見れば
「都会にいるからこそ
血縁や地縁を大事にする」という
人もたくさんいます。
ほら、お祭りなんか盛んじゃないですか。

…いずれにせよ、
その土地柄、土地の空気をつかみ、
必要であれば「換気」をしていく、

そういう意識が必要ではないでしょうか。
また、それは組織においても同じこと、
なのではないでしょうか。

特に、どうしても「血縁」重視の
同族企業は、傾向として
異端者を排除しがちになります。
「寒いから窓を開けるな!」
換気を嫌がる人も必ず出てきます。
ぬくぬくしたいですもんね。

ただ、戦国時代の織田信長などの
人材登用を見てもわかるように。

成長を志すならば
秀吉とか光秀とか、どこの馬の骨とも
わからない人物の「才能」を見出して
参加させる必要があるでしょう
(二人とも、地縁はありましたが)。

ただ、縁もゆかりもない人材を活用して
天下を取った豊臣家が
「血縁」を頼りにして
滅亡(自滅?)した事例
や、

その後に天下を取った徳川家が
「血縁」を元に約260年も
天下を維持した事例
もありますので、
ことは単純ではありません。

時代を読み、土地を読み、
その上で自分なりにアレンジしていく。

地理や歴史をからめて
参考にしてみると(あくまで参考ですが)
重層的に考えられるのではないでしょうか
(ヒストジオだけに、こんなまとめでした)。

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