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世界選手権で勝つために必要なこと 1/2
WORLD SKATE GAMES ITALIA 2024現在の日本の位置
イタリアで開催された世界選手権。ヨーロッパ開催、特に盛り上がるイタリア開催でアフリカ諸国を含む多くの国が選手を派遣してきました。コロナ期間派遣できずにいた日本も昨年から少しずつ派遣を再開し、今年度は久しぶりにフルメンバーでの参加となりました。
しかしながら、現地で目の当たりにしたのは想像以上の世界との差。一朝一夕では
プロのレースで言われたこと
プロとアマチュアの線引きは人によっても違って難しいところで、インラインスピードスケートの世界ではいわゆるプロ制度みたいなのはありません。ほとんどはメーカーなどの抱えているチームとの個人契約、あるいは私設チームでサポートがあるみたいな感じです。
その中で珍しく「プロ制度」をコンセプトに立ち上がったリーグがアメリカにあります。「National Speedskating Circuit」略してN
インラインスケートの誤解(エッジの話)2
前回、構造の違いから来るスケーティングの動作効率の違いを解説しました。では実際の動作に於いてはどんな違いが出てくるのでしょうか。
ここでもう一度バート選手の動画を見ておきます。
アイススケートに於いては「エッジに乗ること」が最も刃が安定し、抵抗が少なく、減速も少ない動作です。従って、できるだけ早く接地の瞬間からアウトエッジに乗り、そのまま体重を乗せて滑らせていく動作になります。
他方、
インラインスケートの誤解(エッジの話)1
よく似たスポーツ
アイススケートとインラインスケート、とてもよく似ています。
形も似ているし滑り方も似ている。
そもそもインラインスケート自体が、演劇の舞台でアイススケートの表現をするために発明されたものなので似ていて当然ですね。
でも氷の上に刃を乗せて滑るアイススケートと、アスファルトにウレタンのタイヤを転がすインラインスケートはやっぱり違うところがあります。そこを無視してしまうと、
考25 BIGFOOT WHEEL by NSC
実はアメリカは、屋外よりもインドアのレースの方が盛んです。
意外かもしれませんが、スピードの200mの競技用トラックは全米で2つくらいしかありません。国内選手権もIDN(Indoor Nationals)とODN(Outdoor Nationals(トラックとロード))という括りになっていて、インドアの方がより盛り上がっています。ODNは主に世界選手権に出るような選手が選抜のために出る意味合
2022年4月の海外遠征 PCR等諸事情
2022年4月12日から4月20日までアメリカ・フロリダ州オーランドへ遠征してきました。渡航時の必要書類や現地の様子などを備忘的にまとめておきます。
※以下の情報は時期により修正されたり不正確な部分もありますので、参考程度に考え、最終的な確認はご自身で行ってください。
ワクチン接種証明渡航2週間以上前にワクチン3回の接種を完了していました。これにより現在は
となっていてり、帰国時の隔離期間
インラインスケート用具の選び方②
①の記事をご覧になってからお読みください。
大手メーカーの信頼性 スピード用スケートはスピードが出やすいスケートです。自身の能力の限界やそれ以上のスピードが出ることがあり、安全に関する信頼性は最優先事項です。もちろん他の種目用スケートでも安全性は大事ですが、スピード用は直接命に関わります。
以下に挙げるメーカーは十分な信頼性があり、トップ選手も使用しているものです。
ブーツメーカー
・PO
インラインスケート用具の選び方①
新しいスポーツ、新しいジャンルに挑戦するときは何を基準に用具を選んだらいいかわからないですし、誰に訊いたらいいかもわからないものです。
インラインスケートの種目ごとの違いは他に譲りまして、スピード用具の選び方について、ご自身が買う時、迷っている人が身近にいた時に参考にしていただけるように記事を書きます。
パーツごとにバラバラでもいい インラインスケートの大まかな構造としては
①ブーツ
②フ
自分で見えない、練習の大事なポイント
ちっちゃなことだけれど思ったより大事なことで、そして気づきにくいことです。20年以上たくさんの人を教えてきましたが、8割の人が言われるまで気づかず、気づいてもついつい戻ってしまいます。
(トレーニングではなくて「練習」と書いているのは、筋力アップとかではなくて動作を繰り返して身につけることを指しています。)
動作の練習をするときに自分では見えないことがあります。
それは・・・
インラインスケートの基礎練習(ロングラン、フィットネス、スピード向け)
スケートを履くたび毎回やっておきたい動作を紹介します。
こうした基礎動作は上達するのに伴ってスケーティング自体の効率が上がっていきます。上手くなればより楽に、速く滑れるようになっていきます。滑りだす前の5分間だけ、時間をとって習得していきましょう。
これらの動作はスケートを履かないで運動靴で行うオフスケートトレーニング(ドライランドトレーニング)がベースになっていますので、そちらもしっかり