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短笑物語”究極のバイオテクノロジー ドジョウの蒲焼”
究極のバイオテクノロジー 「ドジョウの蒲焼」
プッツン・バイオ株式会社の開発部長A氏は、夕食後ウィスキーのビール割りを飲みながら、テレビを見ていた。連続テレビ番組「あなたも尻過ぎた世界」でこわい思いをした後、気象情報を見ているうちにある戦略を思いついた。
翌朝A氏は、部下のB氏を会議室へ呼び出した。
「B君、突然なんだが、ドジョウをウナギにしてくれないか」
「A部長、お言葉ではございますが、
ファンタジーショートストーリー ”ネージュ”
ネージュ
「見てごらん、この下の世界を…わたしたちには何の苦しみもないの」
「母上、苦しみとは何ですか?」
「ごらん、彼らの動きを」
「母上、分かりません」
「彼らは戦っているいるのよ。とても苦しんでいるの。武器と呼ばれる道具を使って命の奪い合いをしているの」
「そして、彼らはどうなるのですか?」
「彼らは死んでしまうの。でもわたしたちには死は来ない。永遠の命があるから」
「彼らは死んでしまった