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デザイン、写真、音楽、ランニング、農業、家づくり、日本手話などなど。仕事&趣味の煩悩を…

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デザイン、写真、音楽、ランニング、農業、家づくり、日本手話などなど。仕事&趣味の煩悩をnote。

マガジン

  • 住友林業で平屋の家づくり

    住友林業での家づくりをご紹介。ーGRAND LIFEー 新築や建て替えを予定している方の参考になればと、実際の施工写真をふんだんに使用してnoteしています。

  • 読書

    枕元に本を置く。物語の続きを夢想し寝るのが好き。だから、とても遅読。

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    農作業の備忘録として記録しています。

  • ランニングライフ

    GarminやRunkeeperをつかってのゆるゆる市民ランナーのジョグライフマガジン。

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記事一覧

細葉ヒイラギ南天(マホニアコンフューサ)

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3週間前
2

軒天まで伸びる高さのある窓 ー住友林業ー

住友林業の建築では、高さのある窓を設けることが可能。それは設計段階での構造計算や構造的要素、独自の施工技術によるもの。結果的にデザイン性や採光性を高めることがで…

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3週間前
3

デンドロビウム

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3週間前
2

レモンの株、花。

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3週間前

「オール・ノット」〜柚木 麻子

遠く色彩のぬけた海を背景に、工業地帯のコンビナート、貨物船が斜陽に広がった景色のような作品。横浜の元町、山手の坂を舞台に、ある一家をめぐる何人かの女性の人間模様…

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1か月前
1

はじめてのスピノザ 自由へのエチカ〜國分功一郎

記憶にないけど「読みたい本」として登録してあったので図書館で手に取った。読み切ってはみたけど難しくて私にはお手上げな哲学の話だった。「身体(物質)」「精神」「神…

はと
1か月前
7

「天才」〜石原 慎太郎

初版で読んだので再読。森元孝氏から「貴方は実は田中角栄という人物がすきなのではないのですか」との問いから執筆にあたり氏の研究を始める。角栄氏の一人称でつずられた…

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2か月前
6

「成瀬は信じた道をいく」〜宮島 未奈

偏差値75級の高校から京大へ。高校と違って学んでいる実感があるという。それでも目から鼻へ抜けるのとは違ってちょっと天然気質なのが愛嬌。さて、2025年の紅白に三山ひろ…

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3か月前
1

「成瀬は天下を取りにいく」〜宮島 未奈

話題作で地元出身の作家、興味があり読んでみた。全体的に真夏の未明から早朝のような爽やかな作品。優秀すぎて成瀬には感情移入できなかったけど、高校デビューを飾りたい…

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3か月前
5

農機具フロート式キャブレターのメンテ

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3か月前

GEL-FujiTrabuco SKY

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5か月前

METASPEED SKY

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5か月前

「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」〜丸山 正樹

子どもがろう児で日本手話が母語となるよう育ててきたので、ろう社会には多少の知識がある。ろう教育や手指日本語、旧優生保護法、コーダやインテなど、そこにある問題をし…

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11か月前
6

「街とその不確かな壁」〜村上春樹

読了後、心が混沌としてなかなかまとまらない。「結局なところ」生きることはカオス。酸素の希薄な薄暗く影さえ消えた世界を彷徨うだけ。輝いていた17歳の夏、きみのふくら…

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11か月前
6

「光のとこにいてね」〜一穂 ミチ

「パッヘルヘブンのカノン」。 追いかけるように輪唱。家庭環境の違う二人の少女の物語が、それぞれ、交互に章を分けて一人称で語られる。ずらし、重なり合いながら響くメ…

はと
11か月前
5

「1973年のピンボール 」〜村上 春樹

70年のしめった夏が終わり、73年の乾いて冷めた秋にはなにも残っていない。想い出を遡ってもそこは忘れ去られた冷凍倉庫。まるで、アドレセンスの霊安室。たぶん、80年代後…

はと
1年前
18
軒天まで伸びる高さのある窓 ー住友林業ー

軒天まで伸びる高さのある窓 ー住友林業ー

住友林業の建築では、高さのある窓を設けることが可能。それは設計段階での構造計算や構造的要素、独自の施工技術によるもの。結果的にデザイン性や採光性を高めることができ快適な居住空間を実現する。写真のように軒天まで伸びる窓は住林の特徴といえる。

ビッグフレーム構法

大きな窓や広々としたリビング。そんな大開口や大空間を可能にしたのも、ビッグフレーム構法(以後BF構法)の強靭性。一般的な柱が105mm角

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「オール・ノット」〜柚木 麻子

「オール・ノット」〜柚木 麻子

遠く色彩のぬけた海を背景に、工業地帯のコンビナート、貨物船が斜陽に広がった景色のような作品。横浜の元町、山手の坂を舞台に、ある一家をめぐる何人かの女性の人間模様を描いた純文学。若い頃から憧れの街、今も娘が二人暮らす街なのでストーリーの情景が映像でみえるようでフィクションとは思えない。

はじめてのスピノザ 自由へのエチカ〜國分功一郎

はじめてのスピノザ 自由へのエチカ〜國分功一郎

記憶にないけど「読みたい本」として登録してあったので図書館で手に取った。読み切ってはみたけど難しくて私にはお手上げな哲学の話だった。「身体(物質)」「精神」「神」「自由」などが哲学の領域とわかっただけでも勉強になった。17世紀当時の書物のほとんどが筆者の母語ではなくラテン語でかかれていて、日常用いられる言語ではない、いわば誰のものでもない標準語のようなラテン語(母語話者がいない)。だから普遍性を目

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「天才」〜石原 慎太郎

「天才」〜石原 慎太郎

初版で読んだので再読。森元孝氏から「貴方は実は田中角栄という人物がすきなのではないのですか」との問いから執筆にあたり氏の研究を始める。角栄氏の一人称でつずられた日記のような体裁。そこにはコンピュータ付きブルドーザーといわれた力強さと聡明さはもちろん、子として、父として、男としての人間らしさがにじみ出ている。それは政治家でもあり作家でもある作者の氏に対する尊敬と憧憬から描かれていてあたたか。 すこし

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「成瀬は信じた道をいく」〜宮島 未奈

「成瀬は信じた道をいく」〜宮島 未奈

偏差値75級の高校から京大へ。高校と違って学んでいる実感があるという。それでも目から鼻へ抜けるのとは違ってちょっと天然気質なのが愛嬌。さて、2025年の紅白に三山ひろしは出演できるだろうか。

「成瀬は天下を取りにいく」〜宮島 未奈

「成瀬は天下を取りにいく」〜宮島 未奈

話題作で地元出身の作家、興味があり読んでみた。全体的に真夏の未明から早朝のような爽やかな作品。優秀すぎて成瀬には感情移入できなかったけど、高校デビューを飾りたいけどいまいち。ちょっとシュールな「ぬっきー」こと大貫かえでにシンパシー。デパートというのはその地域の文化の要となり、様々なストーリーを引きずっているのだとデパートのない街で育ったものとしてうらやましかった。(子どもの頃は地元のスパー、イトー

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「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」〜丸山 正樹

「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」〜丸山 正樹

子どもがろう児で日本手話が母語となるよう育ててきたので、ろう社会には多少の知識がある。ろう教育や手指日本語、旧優生保護法、コーダやインテなど、そこにある問題をしっかりと汲み上げていて感心しながら読み進めた。登場する人物や団体のモデルも想定できて、ろう文化宣言の旗手、素子は間違いなく彼女だろうと断定できたが、しっかりとあとがきで実名があった。障害を取り上げると重苦しくなりがちだけれど刑事小説として昇

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「街とその不確かな壁」〜村上春樹

「街とその不確かな壁」〜村上春樹

読了後、心が混沌としてなかなかまとまらない。「結局なところ」生きることはカオス。酸素の希薄な薄暗く影さえ消えた世界を彷徨うだけ。輝いていた17歳の夏、きみのふくらはぎに張りついた濡れた草の葉の句読点で終わる。それは遠い過去の記憶の中だけにあり、人はそれを滋養に生きていくのだ。1980年に「文學界」に掲載された「街と、その不確かな壁」。句読点のとれた本作は書き直しただけあり、作家の世界観が時間という

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「光のとこにいてね」〜一穂 ミチ

「光のとこにいてね」〜一穂 ミチ

「パッヘルヘブンのカノン」。 追いかけるように輪唱。家庭環境の違う二人の少女の物語が、それぞれ、交互に章を分けて一人称で語られる。ずらし、重なり合いながら響くメロディーは美しくももの悲しい。それは、ひとりの人間の内にある二面性のようにも感じた。終盤に睡眠導入剤で眠らせて場面転換するのは安易か。しかも2回。

「1973年のピンボール 」〜村上 春樹

「1973年のピンボール 」〜村上 春樹

70年のしめった夏が終わり、73年の乾いて冷めた秋にはなにも残っていない。想い出を遡ってもそこは忘れ去られた冷凍倉庫。まるで、アドレセンスの霊安室。たぶん、80年代後半以来の再読だが、これもまた、断片の記憶も残っていなかった。という作品。