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軒天まで伸びる高さのある窓 ー住友林業ー

住友林業の建築では、高さのある窓を設けることが可能。それは設計段階での構造計算や構造的要素、独自の施工技術によるもの。結果的にデザイン性や採光性を高めることができ快適な居住空間を実現する。写真のように軒天まで伸びる窓は住林の特徴といえる。

他の木造建築ではほぼ見られない
室内の天井と軒天が連続して同じ高さに

ビッグフレーム構法

大きな窓や広々としたリビング。そんな大開口や大空間を可能にしたのも、ビッグフレーム構法(以後BF構法)の強靭性。一般的な柱が105mm角であるのに対してBF構法では幅560mmのビッグコラム(大断面集成柱)を主要構造材として使用。柱幅が約5倍あり、地震に耐えるための耐力壁の役割も果たす。優れた耐震性を確保しながら、柱や壁を最小限に抑えた開放感あふれる住まいをつくることが可能。

ワイド560mmのビッグコラム

強固に接合メタルタッチ

ビッグコラムと梁の接合部は、高精度なオリジナル金物同士によるメタルタッチ接合により強固に固定。さらに、基礎とも土台(木部)を介することなく金物同士のメタルタッチによって直接接合し、ビッグコラム、梁、基礎の一体化を図っている。地震や強風など外部からの水平荷重が伝わる接合部を金物同士によるメタルタッチ接合にすることで、強靭な構造躯体を実現。

土台との接合
建て方工事(構造工事)

最新の構造計算技術

最新の構造計算技術を用いて、建物全体のバランスや強度を最適化。この技術により、設計段階で窓のサイズや配置が構造に与える影響を正確に評価でき、高さのある窓でも安全性が確保される。


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