見出し画像

「光のとこにいてね」〜一穂 ミチ

「パッヘルヘブンのカノン」。 追いかけるように輪唱。家庭環境の違う二人の少女の物語が、それぞれ、交互に章を分けて一人称で語られる。ずらし、重なり合いながら響くメロディーは美しくももの悲しい。それは、ひとりの人間の内にある二面性のようにも感じた。終盤に睡眠導入剤で眠らせて場面転換するのは安易か。しかも2回。


光のとこにいてね


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?