ミュージカル「RAGTIME」を日生劇場で観る。脚本と音楽がいいのは、もちろんだけれど、主役級のキャストが揃って、歌唱が厚い。細部まで行き届いた藤田俊太郎の演出。舞台前面、背景に映し出された空が、もうひとりの主役で、緻密に作り込んでいる。フィリピン出身の遥海の苦しみが胸を打つ。
いくつか新しいマガジンを立ち上げました。「野田秀樹の宇宙」と「藤田俊太郎の進撃」です。演劇界にとって、ふたたび厳しい宣言下ですが、ペストもチフスもスペイン風邪も演劇を滅ぼすことはできなかった。そう信じて、更新を続けていきます。また新しいマガジンのご要望があれば、お知らせ下さい。
「天保一二年のシェイクスピア」を観る。劇評は後日アップします。趣向本意の芝居がよく作品となったのは、さまざまな要素が考えられます。
天保一二年のシェイクスピアの劇評を書いたところ、思いがけず、さまざまな方々からスキをいただいている。ありがとうございます。