「ラビット・ホール」観劇しました!
先日4月9日と11日、ずーっとわくわく楽しみにしていた
宮澤エマさん初主演の舞台、「ラビット・ホール」を観劇してきました!
昨年から宮澤エマさんの虜になってしまい、今回念願の舞台でお姿を
見ることができました!
【以下PARCO STAGE公式の紹介部分を一部抜粋】
2007年にピューリッツァー賞を受賞した戯曲「ラビット・ホール」(Rabbit Hole)は、傷ついた心が再生に至る道筋を、家族間の日常的な会話を通して
繊細に描いた傑作として知られます。ニコール・キッドマンの制作・主演により映画化もされ、数多くの映画賞に輝きました。
【以下あらすじ パンフレットより】
4歳のひとり息子を亡くした若い夫婦ベッカとハウイー。息子は、飼い犬を追いかけて飛び出し、交通事故にあった。ふたりの悲しみへの向き合い方は真逆で、お互いの心の溝は広がるばかり。妻ベッカは、彼女を慰めようとする妹や母親の言動にもイラつき、深く傷ついていく。ある日、事故の車を運転していた高校生ジェイソンから会いたいと手紙が届く。それを読んだベッカは、、、
【感想】今回は人生で初めて、初日公演を見ることができました!!!しかも!!!これは本当に幸運で信じられなかったのですが、なんと両日とも最前列が当たりました、、、!最前列で大好きな宮澤エマさんを拝めるなんて…!(泣)
会話劇なのでとにかく夫婦間、家族間でいろんな会話が繰り広げられる。
時に笑えて面白く、でも刺さるし抉られることもあるし、リアルで…。
宮澤エマさん、シルビア・グラブさん、土井ケイトさんは、
全員ハーフと海外にもルーツを持つ方々。母国語ではない言語を話すこともでき、英語のリアルを台詞にも反映させてもらったと演出の藤田さんがおっしゃっていました。とにかく、台詞の言葉1つ1つにとてもこだわって、
丁寧に作り上げられたんだろうなあと感じました。
中でも意外というか、印象的だったのは、
ベッカが事故の車に乗っていた青年と話をするシーン。
青年の話を聞きながら、息子も17歳になっていたら…
と叶わなくなってしまった未来を想像する。
青年がパラレルワールドの話をして、
”どこかにいる別の私は楽しくやっているかも” "それって…なんかいいかも"
と、複雑な関係になってしまった2人なのに、
ベッカが青年とのやりとりを通して少しずつ前を見始める感じが素敵でした。
最愛の息子の死という、悲しみの底からどうやって人生を続けていくのか。
最後に、分かりやすい解決策があるわけではないけど、
希望というか、これから少し見え始めて、
最後に2人でぎゅって手を握ってる感じが
とても素晴らしく、良かったです。
私は舞台のあの非日常な空間や
観客を含めみんなで作品を創っている感じとか、
1回も同じ公演はない、"生もの"な感じが好きなんですよね。
東京公演は4月25日まで
ぜひとも、もっともっと多くの人に見てほしい作品だと
強く思いました。
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