築コレ〜オツな若ぇの生け捕ってきやした83 港家小ゆき

いまは伝統芸能の世界でも金髪に染めている人はそんなに珍しいわけでもないが、浪曲師では異色。もとロックンローラーが浪曲に魅せられて木馬亭などで修業。めでたく年季あけ、さらなる飛躍を見せる。
熊本出身の小ゆきの取材は、くまモンでおなじみ銀座の熊本館にて。
 子供の頃は声楽をやっていました。ロックがやりたくて東京に来て、大学は中退して、中央線沿線のライブハウスで活動していたんです。ボーカルが主で、ギター

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築コレ〜オツな若ぇの生け捕ってきやした85 神田すず

女流講談と出会い、講談を聞いているうちにプロの道へ進んだ神田すずさん。今日は修業の思い出が多い旧・本牧亭のあった場所へ案内してもらいました。
 友達に誘われて落語の寄席に行って、何度か行くうちに女性の講談を見る機会があって、その時は女の人もいるんだって思いました。そのうち落語よりも講談のほうが面白いと思うようになり、講談の会に行くことが多くなりました。転職して定時に帰れるようになって、習い事でも始

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築コレ〜オツな若ぇの生け捕ってきやした88 立川笑二

沖縄出身の立川笑二さん。最近は日経電子版の一門によるエッセイが面白いと評判になっています。今日はいつも稽古をしているという東高円寺にある蚕糸の森公園へ案内していただきました。

 地元の友達と中学からずっと漫才を一緒にやっていたので高校卒業を機に大阪のよしもとの学校に入ったんです。相方が廃業してピン芸人になったのですが、以前から繁昌亭にはよく行っていましたし、一人でやるなら落語が好きだから落語家に

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築コレ〜オツな若ぇの生け捕ってきやした74  春風亭昇也

今月は春風亭昇也さんと、新宿の熊野神社にやってきました。

 通っていたお笑いの専門学校がこのすぐそばで、よくここで相方と漫才の稽古をしていました。久しぶりに来ましたが懐かしいですね。当時の境内はこんなに整備されていませんでした。
 実家は酒屋を営んでいて、あまりかまってもらえず、テレビっ子でした。幼稚園のころからひょうきん者のポジション。小学校の3、4年生の頃にはお笑いの道に進むと決めていました

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築コレ〜オツな若ぇの生け捕ってきやした108 林家たま平

林家たま平さんと、浅草・尾張家本店で待ち合わせ。天ぷら蕎麦を食べながら幼少期の頃や、今後の事など、お話を伺いました。
 高校3年生の12月頃に、大女将・海老名香葉子に「ちょっと話がある」と言われて、二人でここにきて「将来何になるんだ」と言われました。偶然隣の席が和菓子屋・亀十の旦那さんで、急に女将さんの手を握って「いい話を聞いた。俺が仲人になるから、坊っちゃん、噺家になってくれ」って言われ、周りか

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築コレ〜オツな若ぇの生け捕ってきやした106 雷門音助

今回は雷門音助さんが前座時代、毎日のように通っていた憩いの場所、野方の銭湯・上越泉へ。

 この銭湯から徒歩1分の場所に住んでいました。おかみさんによくしていただきました。通っているうちに「落語やってるんです」って言ったら、おまんじゅうをくれたり、お総菜をくれたり。毎年大晦日も師匠の家の大掃除を終えて、ここの湯船につかっているうちに年を越していました。今日は久しぶりに来たんです。懐かしいな。

 

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築コレ〜オツな若ぇの生け捕ってきやした104 柳家ほたる

江戸時代に建てられた土蔵がアートスペースとして併設されているカフェ、浅草のギャラリーエフで猫と遊んでるのは…柳家ほたるさん!

 動物写真家・岩合光昭さんの猫のテレビ番組を見て、「猫、かわいい♡」ってノックアウトされました。それで、看板猫がいるお店を検索してたらエフさんが出てきたんです。行ってみたら銀次親分っていう猫がいきなり僕の膝をすりすりしてお出迎えっていう最高のおもてなしをしてくれて、もうメ

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築コレ〜オツな若ぇの生け捕ってきやした103 鏡味味千代

お正月らしく、太神楽の鏡味味千代さんにご登場頂きました。思い出の地、国際基督教大学(ICU)でお話を伺いました。
 海外志向が強くて、ICUに行けば海外に近い環境に身を置けるんじゃないかと思って、入学しました。リベラルアーツといって、教養学部しかなく、理数系の授業も選択科目で取れますし、全ての学問はつながってるという考えにも共感したんです。
 卒業後の社会人だった当時は、海外に日本のことを紹介した

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築コレ〜オツな若ぇの生け捕ってきやした102 林家なな子

林家なな子さんと相撲部屋で待ち合わせをしました。入門のきっかけの一つがここにあるようなので……
 入門前は会社勤めをしていました。その頃から将来は自分の好きなことをして生計を立てたいなと考えていたんです。ここでぶつかり稽古を見ている時に、力士たちは人生をかけて相撲道に精進しているし、自分はそういう気持ちで仕事ができてるのかなと思いまして、今よりも情熱を注げる仕事があるのかもしれないと思ったんです。

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【落語好きの諸般の事情】#22 ネット時代における落語プログラム共有問題

SNSで毎日必ず見かけるようになった、落語会のプログラムを記したホワイトボード。その日の演者と演目が順番通りに並んで書かれ、帰りがけの客が携帯やデジカメで撮影している光景は、近年では常識となった。
あれが普通になったのっていつ頃からだろう。私が東京に住んでいた2013年までは、大きなホールでたまーに見かける程度だった。あと両国寄席では既に始めてたっけ。

その日の楽屋のネタ帳を客にも見せるこの形式

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