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噺家の手ぬぐい 三遊亭吉馬

落語芸術協会、円馬さんのお弟子さん三遊亭吉馬クン手ぬぐいを特別に二本ご紹介します。

「日本で唯一の演芸専門誌」が謳い文句の東京かわら版。この雑誌で隔月連載『玉様のブラチン』というお宅訪問コーナーを担当して七年が過ぎ、あっという間に八年目に突入…最初は二年間十二軒という約束で始めたンだけどどういうわけだか長期連載中です笑。
そんな中で伺った吉馬クンからいただいた手ぬぐいが二本、ご当人のモノと結婚御祝手ぬぐい。まずはコチラから。

二ツ目昇進の2018年に誂えた手ぬぐいです。高校時代のご友人のデザインで吉馬の馬、馬蹄です。
「馬蹄は縁起担ぎの意味があると聞いてこの柄にしました。手ぬぐいには詳しくなかったので地元葛飾区立石の『東京和晒し』さんという所を頼りました。噺家の手ぬぐいも製作することがあるそうで、ちなみにどんな方の依頼を受けましたか?と聞くと『立川志の輔』師匠という回答。大変驚きました」…まぁ、手ぬぐい屋さん、染物屋さんは少ないからねぇ~笑。

続いてはコチラ。

婚姻届けを出す少し前にふたりで考えてデザインした手ぬぐいです。割合としては吉馬:悠花=3:7…結婚前から主導権握られてるね笑。吉馬手ぬぐいにも使われている馬蹄と悠花さんの『花』。よく見ると扇子に座布団、遊び心も入ってます。色は笑点で歌丸師匠が着ていた着物の色。松葉色というのかな。でも、一門じゃないのにナゼ?
「歌丸師匠が亡くなった日に連絡のやり取りを始めたので、感謝を込めて。余談ですが入籍日も歌丸師匠の御命日の7月2日です」
…どうでもイイ情報ありがとございます笑。

奥さんの悠花さんは東京かわら版、某国営放送局、そして新宿末廣亭でも働いてるという芸人より忙しく、芸人情報にやたら詳しい女性。
「末廣亭には年に数回いるかどうかなので見かけた方はラッキーです」
…ラッキー…なのか笑??
悠花さんも一言お願いいたします。
「好物はピスタチオのお菓子と日本酒です。銀婚式や銀婚式を迎えたらまた手ぬぐいを作ってみたいな〜と思っています」
…う〜ン、それまでふたりが一緒で居られたらネ。…と、離婚二十年目の玉の輔でしたぁ〜。


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