集まれ!伝統芸能部!!

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集まれ!伝統芸能部!!

普段は総合映像プロダクションに勤める伝統芸能好きが大集合!! 伝統芸能をたくさんの人に好きになってもらうために、勝手にPRを頑張るポッドキャスト番組「集まれ!伝統芸能部!!」の公式アカウントです。

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https://note.com/braindrain8460/m/m20f04cb2b9d6

    • 十月大歌舞伎『荒川十太夫』上演記念神田松鯉 神田伯山 歌舞伎座特撰講談会

      十月大歌舞伎で上演される、忠臣蔵外伝よりの「荒川十太夫」。その上演記念の歌舞伎座での講談会。神田松鯉と伯山の親子会である。講談師の歌舞伎座への出演となると、大正時代、一九二五年まで遡らないといけない。実に九七年ぶりのことだそうである。 十月に上演の「荒川十太夫」は、神田松鯉先生の口演を歌舞伎に翻案したもので、その上演に先駆けて、松鯉先生の「荒川十太夫」が口演を行った。歌舞伎座はやはり広い。伯山師は、もちろんそれを相当に意識しているのであろう、普段に比べて所作がかなり大きい。

      • 新宿末廣亭八月中席

        新宿末廣亭の八月中席の夜の部は、六代目神田伯山と三遊亭遊雀師匠が各々五日ずつ主任を務めトリを取っていた。伯山が主任を務める日は、事前に前売り券も発売されており完売。 両日とも満員札止めであった。 伯山の演題は怪談話。 「お岩の誕生」「木幡小平次」「お札はがし」「お紺殺し」「乳房榎」の五演目 内、二話が三遊亭圓朝作。 この内、「お岩の誕生」と「小幡小平次」を聴いた(観た)。 「お岩の誕生」は、講談の「四谷怪談」の発端である。 講談の「四谷怪談」と歌舞伎の「東海道四谷怪談」は似

        • 全生庵「幽霊画展」と第九次 第八回「圓朝座」

          八月十一日は、三遊亭圓朝師の祥月命日。 圓朝師の墓所のある谷中の全生庵では毎年法要が行われる。墓所を訪れたら、落語協会名の供花が二基そなえられていた。 そして、全生庵では、毎年、八月一日〜三十一日の期間は「圓朝まつり」である。 この期間、圓朝が蒐集したとされる全生庵が所蔵している幽霊画が、虫干しを兼ねて「幽霊画展」として展示されている。 円山応挙作と伝えられるものや、伊藤晴雨、川端玉章、川鍋暁斎、鏑木清方ほか多数の幽霊画を観ることができる。 伝円山応挙とされる作品の解説を読

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          怪談の世界 神田松鯉・神田阿久鯉親子会

          演芸好きとして「夏はやっぱり怪談ばなし」というのは、たしかに類型的な思考回路かもしれないけれど、「夏にやっぱり怪談はつきもの」ということで、国立演芸場で開催された「怪談の世界 神田松鯉・神田阿久鯉親子会」に行ってきた。 開口一番は、六代目神田伯山の弟子の梅之丞で「谷風の初土俵」。怪力無双の力士谷風の話。なかなか達者なよみ口でちょっと感心。伯山は弟子を取っていたのですね。 続いた松麻呂は、剣豪荒木又右衛門の話で「奉書試合」。久々に高座に接したが、以前に比べてなんか貫禄が出てき

          怪談の世界 神田松鯉・神田阿久鯉親子会

          能 狂言『鬼滅の刃』

          7月30日(土) 能 狂言『鬼滅の刃』 話題の上演、「能 狂言『鬼滅の刃』」を観た。 原作の漫画は読んだことはなく内容についての予備知識はまったく無い状態で観たが、とても面白かった。能の伝統的な上演形式は、「五番立」といって、「翁」から始まり「脇能」「修羅能」「蔓能」「雑能」「切能」と進んでゆき、各々の合間に狂言を配している。 これを一日かけて上演するわけである。 今回の「能 狂言『鬼滅の刃』」は、台本を手がけた木ノ下裕一さんがこの上演形式に仕立てている。 この「五番立」の各

          能 狂言『鬼滅の刃』

          国立能楽堂特別公演 ◎祈りのかたち

          能には小書(こがき)というものがある。特別な演出のことである。 先日、国立能楽堂で上演された「土蜘蛛」には、四つもの小書がついている。 この公演は、昨年の3月、惜しくも雨天中止となった日本博皇居外苑特別公演二日目が、国立能楽堂に場所を変えて開催されたものである。 その、能「土蜘蛛」の四つの小書とは、「入違之伝」「白頭(しろがしら)」「眷属(けんぞく)出之伝」「ササガニ」である。 能「土蜘蛛」は、鬼退治で有名な源頼光の話である。 源頼光(みなもとのらいこう/前ツレ)が病で臥せ

          国立能楽堂特別公演 ◎祈りのかたち

          【PODCAST書起し】CD BOX「伝説の談志五夜」が出ました!        国立劇場の音源が…。

          【PODCAST書起し】CD BOX「伝説の談志五夜」が出ました! 国立劇場の音源が…。 【和田】えっとですね。今日は2022年の4月27日なんですけれども、このCDが今日発売になりまして、本当の今日、リアル今日なんですけど。これ何かっていうと、『伝説の談志五夜』っていう4枚組のCD集で、私が制作統括で作りました。で、これがどういうものかっていうとですね、1995年、27年前に国立演芸場で『談志五夜』っていう5日間連続の公演があったんです。でこれは独演会ではなくていろんな人

          【PODCAST書起し】CD BOX「伝説の談志五夜」が出ました!        国立劇場の音源が…。

          後藤幸浩さんによる琵琶の演奏

          今回ポッドキャスト「粋な音 探検隊」では薩摩琵琶演奏家、後藤幸浩さんにお話だけでなく琵琶も演奏していただきました。 今回は祇園精舎~浪の下にも (壇ノ浦) 。 アニメ「平家物語」で後藤さんが琵琶を演奏し悠木碧さんが歌った曲です。 今度は後藤さんの演奏と声で、その場面が生々しく激しく心に迫る平家の最期、ご堪能ください。「犬王」で使用した節も入っています。 apple podcast、amazon music、Spotify、Anchor などで聴けます。 それぞれリンクを下に貼

          後藤幸浩さんによる琵琶の演奏

          琵琶を体験してみた。

          今回ポッドキャスト「粋な音 探検隊」では琵琶を探検しました。 ゲストは薩摩琵琶演奏家、後藤幸浩さん。 アニメ「平家物語」や映画「犬王」の琵琶演奏・作曲・監修から、ジャス、ブルースハープとの共演まで幅広く活躍する後藤さんに、琵琶の初心者にもわかるようにわかりやくお話ししていただきました。 「平家物語」の琵琶曲の制作背景や、悠木碧さんの琵琶歌のすごさ、 日本のアニメに脈々と伝わる伝統音楽の影響など、ほんと、面白かったです。アニメ「サスケ」の耳に残るあの木枯らしのようにざらつくカッ

          琵琶を体験してみた。

          「体験!日本の伝統芸能展」で、 あらためて伝統芸能の楽しさを知った

          今回、伝統芸能部のメンバー5人(三浦さん、見希子さん、吉武さん、ささやん、コーダ)は東京・上野で開催されている「体験!日本の伝統芸能展」へ行ってきました。 歌舞伎・文楽・能楽・組踊・雅楽の展示を見て、それぞれ面白いと思った展示について話しまくって、相も変わらず脱線しております。 久々の参加者もおりましたが、同じ展示や舞台を見て、話すのって楽しいですね。今回の展示は撮影OKのものが多いですし、展示を見ると、舞台を観たくなる! 展示を見に行く前でも後でもお楽しみください。 第1

          「体験!日本の伝統芸能展」で、 あらためて伝統芸能の楽しさを知った

          創刊48年「東京かわら版」の創業者:井上和明さん、編集人:佐藤友美さん に聴いてみた!(全5回)音声コンテンツ

          1、「東京かわら版」創刊の経緯 2、創刊当時の落語界と「東京かわら版」 3、「東京かわら版」の編集の48年を振り返って 4、時代に応じた「東京かわら版」の変化 5、講談・浪曲の現在&エピローグ

          創刊48年「東京かわら版」の創業者:井上和明さん、編集人:佐藤友美さん に聴いてみた!(全5回)音声コンテンツ

          吟剣詩舞(ぎんけんしぶ)を体験してみた。

          今回「粋な音 探検隊」では吟剣詩舞を探検しました。 ゲストは吟剣詩舞の吟舞道至心流の家元、西脇関風さん。ペールグレーの袴に鮮やかな紫の着物、姿勢がピンッとして凛々しく、格好いい〜♪ それもそのはず、吟剣詩舞では中国の漢詩や和歌、幕末の志士たちの詩を吟じ「吟詠(ぎんえい)」、それに合わせて扇だけでなく剣を持って舞うのです。 幼くして家元を継承し、理想の家元像と葛藤した日々も経て、今は余計な肩の力が抜け、より自然に真摯に芸と向き合う関風さん。ざっくばらんにお話ししてくださって、と

          吟剣詩舞(ぎんけんしぶ)を体験してみた。