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能 狂言『鬼滅の刃』

7月30日(土) 能 狂言『鬼滅の刃』
話題の上演、「能 狂言『鬼滅の刃』」を観た。
原作の漫画は読んだことはなく内容についての予備知識はまったく無い状態で観たが、とても面白かった。能の伝統的な上演形式は、「五番立」といって、「翁」から始まり「脇能」「修羅能」「蔓能」「雑能」「切能」と進んでゆき、各々の合間に狂言を配している。
これを一日かけて上演するわけである。
今回の「能 狂言『鬼滅の刃』」は、台本を手がけた木ノ下裕一さんがこの上演形式に仕立てている。
この「五番立」の各能が持っている特色が、各新作能に特徴的に現れている。
合間に入る新作狂言は二つ。こちらもとても面白い。
役名と演者について書きますと、主人公の竈門炭治郎と妹の禰豆子を観世流シテ方の大槻裕一さん、炭治郎の父親炭十郎、鬼舞辻無惨、鱗滝左近次、天王寺松右衛門の四役を野村萬斎さん、累を観世流シテ方で重要無形文化財保持者(各個認定)の大槻文蔵さん、冨岡義勇を福王流ワキ方の福王和幸さん、我妻善逸と錆兎を萬斎さんのご子息の野村裕基さん、嘴平伊之助と鋼鐡塚蛍を野村太一郎さんなどなど錚々たる顔ぶれで、そしてさらにほかの出演者のシテ方や狂言方、囃子方の皆さまも素晴らしい能楽師が揃っている。
と、役名で書いてはみたが、なにぶん漫画原作を読んでいないので、パンフレットから拾っているだけで、一度観ただけでは役柄の相関関係がさっぱりわからない。
「漫画を読んでから観ればよかった」と後悔しても後の祭り。
こうなれば、あとは復習するのみなので漫画を読もう。
いろいろグッズが売っていましたが、パンフレットのみ買いました。
ちなみに12月9日〜11日に、大阪の大槻能楽堂で大阪公演があります。
大槻文蔵さんの能楽堂です。

出演者


グッズ


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