笑二1のコピー

築コレ〜オツな若ぇの生け捕ってきやした88 立川笑二

沖縄出身の立川笑二さん。最近は日経電子版の一門によるエッセイが面白いと評判になっています。今日はいつも稽古をしているという東高円寺にある蚕糸の森公園へ案内していただきました。

 地元の友達と中学からずっと漫才を一緒にやっていたので高校卒業を機に大阪のよしもとの学校に入ったんです。相方が廃業してピン芸人になったのですが、以前から繁昌亭にはよく行っていましたし、一人でやるなら落語が好きだから落語家になりたいと思いました。『赤めだか』やCD、とくに『紺屋高尾』が好きで、立川談春師匠に弟子入りしようと決めていました。2010年の暮れに談春師匠が大阪で独演会をやるので、その時をねらっていましたが、芸人の仕事で3月末までは大阪にいなくてはならなかったので「4月から弟子にしてください」っていうのもおかしいなと思い直したんです。   
 4月までの間に手当たり次第に落語関係の本やCDを漁っていたら、近所のTSUTAYAに師匠・談笑のCDが全部あったんです。『紺屋高尾』の改作『ジーンズ屋ようこたん』に感動し、東京へ越して談笑に弟子入りに行きました。180度の転換です(笑)。
 弟子に取ってもらえるって決まったときに師匠から「落語家になったら面白くなくても食えちゃうかもしれないけど、初めて落語に触れる人が面白くない君の落語に出くわしたら、もうその人は落語を聴きに来なくなる。それは落語界全体の不利益になるから、面白くないと思ったときには辞めてもらうよ」と言われました。だめだと思ったらちゃんと首を切ってくれるんだなと思って嬉しかったです。がんばらなきゃいけないなとも思いました。三年で二ツ目になりましたが、本当にここからだなという感じです。
 クスグリを考えるときは斬新なものよりも、古典落語にありそうで無いようなもの、世界観を崩さない事を意識しています。いつもこの公園で稽古してて、全部セリフも頭に入って、それでも何回も何回も稽古して繰り返しているときに思いつくことが多いです。ぽーんと、稽古しながら口をついて出ちゃったみたいなのを残していくやり方です。基本的には稽古しながら噺が変わっていくという感じですね。

立川笑二・たてかわしょうじ


1990年11月26日、沖縄県読谷村生まれ。本名=知花弘之。2011年6月、立川談笑に入門し「笑二」。14年6月、二ツ目昇進。血液型O。出囃子は「てぃんさぐぬ花」ピン芸人だったころ、オーディションに受かり、知花ひろゆきの名でTBSの「あらびき団」にも出演したことがあるそうです。

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