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台湾料理と苦悩とチューリングマシン
今作品は長編SF「デウスエクスマキナ(仮題)」のテストのために書かれたものです。本編の中盤にあたる部分を抜粋したところです。突然始まりますが、ご容赦ください。
登場人物
先輩 人工知能研究の若手のホープ。唯我独尊。博学。変人。T大学大学院所属。
黒萩 文学とSFが好き。陰キャっていうな。都内のそこそこの大学のちょっと下のレベルの文学部文学科。
2050年。東京。下北沢。
「それは彼
陰キャ克服のためのちょっと恥ずかしいのススメ①
最近有り体に言えばコミュ力を高める方法を探っている。その中で最近なんとーなく確信を持って言えることとして「ちょっと恥をかく」ことが大事なんじゃないかと思ってきた。
僕はかなり臆病な人間である。
極力恥ずかしい思いとかしたくない。
でも、相手に理解してもらいたい、話したいという欲求が募る時がある。そんな時に悪い癖なのだが、バーっと喋る。喋って後悔する。あー自分のこと話しすぎたなあ、と。
こ
陰キャ、コミュ障、オタクのためのコミュニケーションマニュアル(更新式)
導入 世の中にコミュ障のための本はない。(飛ばしてもok)
最近気が付いたのだが、陽キャのためのコミュニケーションの本は巷には腐るほどあるのだが、陰キャのための、オタクのためのコミュニケーションの本はない。それっておかしくないか。大体そこで書いてあるのは「声をはきはきとだそう」「挨拶を元気よくしよう」「目を見て話そう」「とにかく場数を踏もう」等々のできてないから陰キャなんじゃないかという行動リス
Small World.(執筆中!)
爆竹が破裂するよな音が連続して聞こえてきた。それと同時にあたしはお腹の辺りの内臓を素手でいきなり引き抜かれたような熱さに襲われた。それが痛みであると認識するのには一瞬のことだった。昔みた映画の映像のように、視界は白黒でチカチカとして時間と空間の認識が激痛のあまり永遠なのか、一瞬なのかわからなくなる。気がついたらあたしはつんのめりにに倒れていた。
一瞬意識が飛んでいたのだろう。目を開けると、まず
デウスエクスマキナ②
春の訪れを密かに感じるような爽やかな風の中、わたしはその時下北沢を歩いていた。いつものバイト先に行くためだ。
薄暗い店内の中を慣れた足取りで歩いて行く。古着屋アールヌーボー。わたしがアルバイトで働いている古着屋だ。働き始めたのは高校2年から。もともと古着に興味があった私は、古着屋でアルバイトしてみたかったから入った。まさか大学生になっても働き続けているとは思わなかったが。友達のあまり多くないわ
デウスエクスマキナ①(執筆中)
コンクリートの階段を登る。この扉の先はラジ館の屋上。先輩が潜伏し、この混乱の指示を出していると予測される場所だ。わたしはここまで登ってきたことで乱れたのか、緊張で乱れたのかよくわからない息を整える。ショルダーバッグから拳銃を取り出す。マガジンを入れ、スライドをひく。装填完了。左手で銃を構えつつ、ゆっくりとドアを開いた。先輩は私に背を向けて立っている。わたしはフロントサイトを先輩に向けた状態で、射
もっとみる何者にもなれず、何も世の中に残せず、無価値に死んでしまったとしたらどうなるんだろう
最近考える。
何者にもなれず、何も世の中に残せず、無価値に死んでいったとしたらどうなるんだろうか、と。
読んでいる人を裏切るようで申し訳ないが、僕はここで「意味がなああああああいいいいいいい!!!!!!!!!!」と叫ぶマイナス思考人間の発言をしたいわけではない。
純粋な仮定である。空を飛べたらどうなるかとか、好きなあの子がもし振り向いてくれたら、とかそんな益体もない下らない問いである。でも
情報だけがあって、何もない男
漫画、ゲーム、アニメ、映画、本。自分で言うのもあれだが僕はそこそこサブカルチャーに明るい。
人と話す時の話題もそれである。何かしらの作品の話題だったりを膨らませて話すことが多い。
だけど最近話していて気が付いたことがある。無意識にその人が知らない作品を上げることでマウンティングをしているのではないかということである。より詳しくいうのであれば作品の情報そのものを圧縮して話すため会話が情報の伝達
極め本覚え書き(現在chapter41)
・ビヘイビアツリーとは優先順位の割り振りをツリー条にしたものである。上から下へと左から順に実行されていく。上に戻ることもあるので注意。
・デコレーター(青いやつ)をつけると条件付きの行動になる。雨が降ったら、傘をさす。みたいな
・ブラックボードは、人間の短期記憶にあたる概念。タスク間の記憶の保持のために変数を格納する。
・本質的に詰まっている部分を解決するのには自分の持ち前の知識じゃなくて、理解自