情報だけがあって、何もない男
漫画、ゲーム、アニメ、映画、本。自分で言うのもあれだが僕はそこそこサブカルチャーに明るい。
人と話す時の話題もそれである。何かしらの作品の話題だったりを膨らませて話すことが多い。
だけど最近話していて気が付いたことがある。無意識にその人が知らない作品を上げることでマウンティングをしているのではないかということである。より詳しくいうのであれば作品の情報そのものを圧縮して話すため会話が情報の伝達になっているということだ。
簡潔に言えば話が面白くない。なぜなら、そこには情報しかなく、そこで感じた感情がないからだ。色気がないとも言える。隙がないというのも的を射ている。
僕は僕自身が何も人間的な魅力がないことを情報で補おうとしているのではないかとそれで思った。
このことに気がついて、僕はこの事実を真正面から考えるべきだと思った。人と深く関わることをもっともらしい理由をつけて避けてきたのは自己保身のため、自分が傷つかないための詭弁だったのではないか。そんなことは結構前からわかってはいた。けど、問題は違った形で繰り返される。
どうしようか。これから。
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