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haLuna(作詞家・歌手)
2019年6月15日 05:56
(心にとって)しずかなよるが、戻ってきた気がする。今日は書ける。 そういう状態は予感めいてわかるものだ。 おかえり なのか、 ただいま なのか。 こういう夜は眠るのがもったいなくて。 そうきっと私は明日をもとめていなくて、明日を待つ夜だけがやさしい世界だと感じている。 明るみに出なければ、なにもかもは希望のうちに終わる。幸せに暮らしました、めでたし、めでたし。 明日な
2019年6月13日 21:40
昔を懐かしむ、ということは、子ども時代やほんとうに若いころのことを思い返したときに去来する感覚のことだと思っていたので、大人になっても延々と積み重なっていくものだということに気づいたとき、なんだか途方もない気持ちになったのを覚えている。 思い返すたびセピア色の苦しさに胸を掴まれるのが若さなら、はやくそんなものを捨てて大人になりたいと思っていた。 だから、私はこの苦しさと一生をともにしなけ
2019年6月5日 00:24
先日、木更津で法事があった。木更津は千葉とはいえ、都内からはまあまあの距離がある。 大往生のおばあちゃんの三回忌、フォーマルじゃなくていいよと言われても、それなりにフォーマルっぽい格好を選ぶことにはなる。 そして、こういう時のために一揃いだけ用意しているパンプス。 就活生や会社員女性の多くが毎日履いて歩き回ることについて物議を醸している、あの、パンプスだ。 私はたった半日でも音を上げ
2019年6月3日 00:50
金継ぎ、という技術がある。 欠けたり、割れたりしてしまった器の、割れたところをつなぎ直し、美しい模様に変えて蘇らせる。 日本古来のこのわざは、茶道の精神とともに長く受け継がれてきたそうだ。 こわれたものを継ぎ、そのかたちをありのままに受け入れる。 そんなふうに、瑕疵を継いで芸術を生み出してきた先人たちのことを思う。 ここ一年くらいのゆるいブームなのだが、なんとなく、ゴッホが好きだ。
2019年6月1日 00:25
立ち止まること、正確には、立ち止まらざるを得ないことが増えて、これまで以上に「生きる」ということの意味について考えるようになった。 私には動く手足があり、食べられる口と内臓があって文字が読み書きできる頭もある。満足に、とはいかないが歌える声もあるし、怒りや悲しみを御する論理も、人とくらべずにやり過ごす理性もある。 それでもなんらかの不具合、なんらかの誤作動がおきているようで、こころとから