育実

写真と文章。音楽がすきです

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私の日々の発見や、普段考えていること、撮った写真など私にまつわる全てを定期的に載せていきます。 私の思想や考え方、私そのものを知りたい方へお勧めです。

  • 二人だけの秘密だよ

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マガジン

  • 旅情観

    このマガジンは写真家でモデルの育実と、写真家でイラストレーターの中村至宏の共同で運営しています。 私的で優しく暖かい、春に始まった私達の物語を傍で一緒に見届けて欲しいです。 日本全国各地、寂れた場所、温泉街、裏ぶれた路地裏、朝の光がいっぱい降り注ぐ喫茶店、レトロでノスタルジーな、どこか懐かしい気持ちで満たされる、非日常と日常の狭間の特別なお写真をお届けします。 春、夏、秋、冬。それぞれの光、雰囲気、季節感。 極私的で、完全非公開のお写真含め毎週更新していきます!! よろしくお願いします(´▽`)

記事一覧

私は世界など、もっていない

穏やかな笑み、気温、中島らもは面白い。 確かに中島らもは面白い。 低音で燻したユーモアは腹の底をフツフツと煮らしたようで愉快、不愉快のギリギリ一歩手前を過る危…

育実
1時間前
9

旅情観126 | 皮膜

育実
3時間前
2

旅情観125 | 皮膜

育実
3時間前
2

今すぐ会いに行くよ

暇だから君にむちゅー! 他に趣味がないから無垢になっても恥ずかしくないほど青春だったね。 電光がピカピカ光る。 分かろうとして分かれない人達、深淵を覗くのはいつも…

育実
3日前
14

いつか消え去る私達

白い線が揺らいで、空間に揺蕩う。煙を見た。 寝そびれたの、昨日は眠たかったのに、あんなに重たくのしかかっていた憂鬱は気が付いたら晴れていて、体の隅にも残らない確…

育実
10日前
17

旅情観122 | 皮膜

育実
2週間前
5

コントロール

photo sheちゃん 雨は良いですよ、部屋から聞こえる分には。 人生は後悔ばっか。 過ぎ去った過去は尾ヒレが付くうちに、虚飾を帯びた栄光となるし若気の至りはまだ早い人…

育実
2週間前
15

旅情観120 |被膜

君はまだあの薄い縁にいるの?

育実
2週間前
5

穏やかな胎動

SNSの女の子の顔が全部一緒に見えてしまう。 エゴだってなんだっていいじゃん、好きなんだから。 もっと削っていない八重歯の鋭角さを眺めたい。 ほくろの癖で好きになりた…

育実
2週間前
14

「あっ」

創作をしないと人を自分の手でどうにかしてしまう日が来るのではないかと、ふと思った。 指に食い込む皮膚が、熱を帯びる程私の中の衝動がどんどん膨らむ。 「あっ」は、…

育実
3週間前
13

旅情観118 | 被膜

育実
3週間前
4

インストール

人の心はいつだって読めなくて土曜日の夜と日曜の朝の境目、街と足音はリバーブする渋谷、東京、雨。 埃かぶった隅っこから出会って1年が経ったヘアクリップを見付けて、…

育実
1か月前
18

旅情観116 | 被膜

私たちは常に変化していく

育実
1か月前
6

永遠爆裂轟音童貞魂

君でいいや、じゃなくて君がいいの! ねえ、君だけがいいの! こんなこと言うの、君だけよ。 恋よりも深く、愛よりも近しい。 あのね、私たち桜の季節に呪いをかけるっ…

育実
1か月前
21

旅情観114 |被膜

育実
1か月前
5

写真を通じて出会った人たちへ

そして、2018年に出会った人たちへ いつの間にか、あの日あの時からもう6年が経とうとしているの、気が付きたくない! ねぇねぇ、皆様、お元気ですか? どんな人達も大人…

育実
1か月前
27
私は世界など、もっていない

私は世界など、もっていない



穏やかな笑み、気温、中島らもは面白い。
確かに中島らもは面白い。

低音で燻したユーモアは腹の底をフツフツと煮らしたようで愉快、不愉快のギリギリ一歩手前を過る危なっかしさ、故、シニカルはいつだって面白い。
果てる、果て、心が削れた夕方は傷付く。
なんで傷ついているのかイマイチ理解できないまんま、ハサミを進める。

手垢のついた哀しみ。行き場の無い咆哮。
異性からのつめたい視線は、同性のつめた

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今すぐ会いに行くよ

今すぐ会いに行くよ

暇だから君にむちゅー!
他に趣味がないから無垢になっても恥ずかしくないほど青春だったね。

電光がピカピカ光る。
分かろうとして分かれない人達、深淵を覗くのはいつも疲れる。
嫌な事も、それを拾い集めようとしゃがむ日射も疲れる。目が眩んじゃった君の負けね。
負けだから、太陽の方に向かった先で透ける学校の渡り廊下のプリズム、しんしんと深まる廊下の孤独、図書室に辿り着くまでのトイレの蛇口から漏れる水滴。

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いつか消え去る私達

いつか消え去る私達

白い線が揺らいで、空間に揺蕩う。煙を見た。
寝そびれたの、昨日は眠たかったのに、あんなに重たくのしかかっていた憂鬱は気が付いたら晴れていて、体の隅にも残らない確かにあった存在を憂いて、大人になったことを感じた。

引き摺ることが得意だった。
脚をびっこ引いて、まだ駄目だと眼球を湿らせて何度もダメなフリした自分を慈しむことが趣味だった。

考えることが沢山ある。
諸行無常だって事、人は生きていると静

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コントロール

コントロール

photo sheちゃん

雨は良いですよ、部屋から聞こえる分には。

人生は後悔ばっか。
過ぎ去った過去は尾ヒレが付くうちに、虚飾を帯びた栄光となるし若気の至りはまだ早い人生を微かに狂わせるし。

眠ること、狂うと面倒になる。
次第に寝息を立てて規則的な呼吸が聞こえる程、焦る。
水分が足りていない赤子のように、焦る。
あれは会うべきでは無かったな、と気が付くほど小さな小さな傷が付く。
あれは言う

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旅情観120 |被膜

旅情観120 |被膜

君はまだあの薄い縁にいるの?

穏やかな胎動

穏やかな胎動

SNSの女の子の顔が全部一緒に見えてしまう。
エゴだってなんだっていいじゃん、好きなんだから。
もっと削っていない八重歯の鋭角さを眺めたい。
ほくろの癖で好きになりたい。
陶器みたいな肌は見飽きた、癖が強い奥二重で刺して欲しいし真夏の陽射しを真っ直ぐに跳ね返す強い肌の光の粒がみたいよ。

50を過ぎる母が、今の子のメイクがあまりにも同じすぎてよくあそこまでお揃いにできるね、違いが分からないと言って

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「あっ」

「あっ」

創作をしないと人を自分の手でどうにかしてしまう日が来るのではないかと、ふと思った。
指に食い込む皮膚が、熱を帯びる程私の中の衝動がどんどん膨らむ。

「あっ」は、衝動が枯れ果てた瞬間に訪れる、間抜けな音ズレの様に。
「あっ」壊しちゃった。
「あっ」破っちゃった。
手の平でみるみる萎みゆく形。
「あっ」



紫色の野菜ジュースがべっとりと着いた丸襟の白いシャツ、行けない部分を切り刻んで後ろから白

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インストール

インストール

人の心はいつだって読めなくて土曜日の夜と日曜の朝の境目、街と足音はリバーブする渋谷、東京、雨。
埃かぶった隅っこから出会って1年が経ったヘアクリップを見付けて、見詰めた。
無くしそうな物が何とか一年越した日に、小さな喜びを噛み締めたい。
人生や生活にそういう小さな種の喜びで嬉しがりたい。
カネコアヤノが生活の色を楽しむみたいに私だって天気がいい日に目を細めて青空でいたい。

頭が痛いから目をとじた

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旅情観116 | 被膜

旅情観116 | 被膜

私たちは常に変化していく

永遠爆裂轟音童貞魂

永遠爆裂轟音童貞魂

君でいいや、じゃなくて君がいいの!
ねえ、君だけがいいの!
こんなこと言うの、君だけよ。

恋よりも深く、愛よりも近しい。

あのね、私たち桜の季節に呪いをかけるって決めたの。
ケタケタ笑う春の夜風、生活が見えない女の子が多い中、君だけはちゃんと地に足が着いていた、生活が見える女の子だった。

初恋は、どう考えても鈴木君じゃなくってあの子で。
やっぱり、どう考えても恋を越えた泥沼みたいな全てを

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写真を通じて出会った人たちへ

写真を通じて出会った人たちへ

そして、2018年に出会った人たちへ

いつの間にか、あの日あの時からもう6年が経とうとしているの、気が付きたくない!
ねぇねぇ、皆様、お元気ですか?
どんな人達も大人になっちゃって、私つまんないかも。
25歳は大人じゃないし、26歳だって迷ってる。
私まだ17歳だったの。大人が大人じゃないこと、教えてくれちゃって罪深くて深い冬、千葉のあの寒い堤防で話した34歳だって、大人じゃ無かったんだね。

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