規律がないとPDCAは回らない
組織で働くスタッフ全員が主体的に動いてくれて、それで成果が上がるというのが理想ですが、実際には全てがそういうわけではありません。
例えば、集客が図れていない営業所。
スタッフがなかなか定着しない営業所。
ひと言で表現してしまえば、お客様や関係機関やスタッフにその拠点の在り方が支持されていないのですよね。
求める成果は「お客様を元気にすること」。
シンプルなこの目的を腹落ちさせていない拠点長がいるところは、目指す場所がブレブレとなって行動に表れ、それに対しての周囲からの評価、また反応へとつながっていきます。
そして、行動をあらためない限りは「今ある傾向はそのまま継続する」のです。
良い取り組みをして成果が上がっているところは、今の行動を変えなくても伸びていきます。
悪い取り組みに気づかずに悪い環境を生み出しているところは、今の行動を変えなければそのまま落ちていきます。
ですから、上手くいっていないところは行動を変えないといけません。
変化を促すために、新たな取り組みを決定して、その行動を起こすよう促していきます。
それが良いかどうかは別としても、今までと違う動きをすれば、当たり前ですが今までと違った結果が得られます。
ただし、結果を変えたければ、行動を変えないと意味がありません。
ここで規律が必要となってきます。
期日を守れない人、やると決めたことをやらない人は「できませんでした」と、できなかった理由を沢山示してきます。
得られる結果を変えていきたいのであれば、できない理由や言い訳をどれだけ並び立てても、そこには何の意味もありません。
「できないのではないのだな、やらなかったのだな」
当たり前ですが、行動・実行が伴わないかぎりは、どれだけ会議で良い決定をしたとしても、それまでかけた時間は無駄になってしまいます。
行動してこそ、その後の変化を検証して、次の行動のために修正することが可能となります。
規律が守られるからこそ、P(仮説)D(行動)C(検証)A(修正)のサイクルが回ります。
そして、規律の守られていない組織は、「その状態で良し」として放置しているトップの責任なのです。
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