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ラストの展開は圧巻

週末や祝日は、過去の読書ブログからの転記が多くなってしまいますが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

2007年11月10日に投稿したブログより。

前作を読みきった後に、早速本棚から取り出しました、この続刊。

版元は別だけども、時間軸はちゃんとあってるし、翻訳者も一緒だから安心して読めます。

さて、前作の衝撃の結末から、ちゃんと続いていて、組織を辞めたということも関係してか、今作からいきなり一人称になっていてビックリ。

これはこれでいいかも。さらにハードボイルドっぽくなってるし。

相変わらずテーマも暗く、緊張感を強いられる展開がラストまで続きますが、権力に押し潰されずに抵抗して、自分の筋を通していく不器用な男の様子は、ただただ「格好いい」の一言。

ただ、ホントこのシリーズ邦訳の最近のタイトルが似通いすぎてて、読んだのか読んでないのか、ちゃんと時系列順に読んでいかないとマジで分からなくなります。

「夜より暗き闇」「暗く聖なる夜」「天使と罪の街」・・・。夜とか闇とか暗とか罪とかダークなイメージを連想させるキーワードのオンパレード。正直本棚に置いてあっても選別が出来ません。もうちょっと考えてくれないかなぁ。

でも、中身は凄いです。濃厚な警察小説を読みたい人には絶対絶対押さえていた方がいいシリーズ。ここまで主人公の心情を掘り下げていく偏執的な作家は日本にもあまりいないでしょう。

読まないと損しますぜ。

そして、今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。

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