極骨太小説のターニングポイント
週末や祝日は、過去の読書ブログからの転記が多くなってしまいますが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
2007年11月3日に投稿したブログより。
このシリーズは今やAmazonプライムのオリジナルの人気連作ドラマになっていますね。
移動の時間は長いのに、何故か読むのに集中するエネルギーがなく、ペースは以前より落ちています。
そんな中、これなら読めると一気にいったのが、大大大好きなこのシリーズ。
正直、暗いです。重いです。でも、ハードボイルドだから。
主人公は自らの抱える闇を見つめ、そして自分の過去にケリをつけた今、今度は現在の自分の立ち位置を見極めようと、再び自らを見つめ始めます。
これほど読ませる、骨太な小説、シリーズがあったでしょうか。
ハンターとかパーカーのシリーズも好きですが、あちらの方がまだ主人公たちの言動に軽さが見えます。ところがこのボッシュときたら・・・。
同じ作家の他シリーズからのスピンオフキャラとの交錯や、版元が突然変わって、本国での出版順序とズレが生じたりと、読者としてはシリーズを追いかけるのが困難ではありますが、それでも、読むたびにその緊張感と緻密さにため息がでます。
そして、本作は主人公にとっての大きな決断の巻。
この後の展開が気になりすぎて、すぐに本棚から続巻を取り出しました。
版元が違っても、同じ翻訳者なのがせめてもの救いです。
まったくややこしいぜ。
今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。
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