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分かりやすい文章を心がける

ここ最近、SNS上にて友達申請で繋がった人と会う機会が少しずつ増えています。

と言っても、決して怪しいSNSではなくてビジネスに特化したものなので、お酒はよく入るもののとても健全な集まりなので誤解のないようにお願いいたしますm(_ _)m

そもそも、ここで書いている文章はもともと会社の宣伝のために始めたものであって、それを配信するメルマガだけでなくて、どこか別のプラットフォームでも配信できないかと辿り着いたのがブログであったりビジネスSNSであったりするわけです。

なので、こういった集まりで会う方々のほとんどは、私の書いた拙い文章の読み手であり、なんならその内容に興味を抱いてくださったからこそ会ってくださっている方々でもあるのです。

ですから、お会いした際にはこれまでに書いてきた内容に触れられることもあったりしますし、そうした会話の中で「あなたの文章は読みやすい」とか「他の人の長文は読む気があまりしないけれども、あなたの話は何となく読み進めてしまう」など、おそらくはお世辞なのでしょうけれどもちょっぴりというか大いに耳をくすぐられるような褒め言葉をいただくことがあります。

そして、100パーセントお世辞なのですからそれほど真剣に受け止めなくていいのに、「なんで読みやすいと感じてもらえるのだろう」なんてことをこうしてコラムで取り上げてしまうのですよね。

ホント、乗せられやすいのもありますし、ネタに困っているというのもあるんです。

さて、と。

かつてはよく研修で講義をしていました。

会社の代表として、入社したばかりの社員たちにいかに飽きさせないように眠らせないように話さないといけないか、いかに興味を持ってもらないといけないか、そういったことを意識して話す必要がありました。

思うに、こうして文章を書く時に一番に意識しているのは、研修の時のように目の前のその場にいる誰かに話しかけるような感覚で文字を綴っているという点が挙げられます。

ですから、基本路線は丁寧語で綴ろうとは思っているものの、当然のことながら口語体も入ったりセリフも入ったりと、正式な文章を扱う人から見たら結構乱暴な書き方をしていると思うのです。

ワードでタイピングをしていると、文体が整っていないと校正を指摘する青いアンダーラインが表示されますから、正しくないことはすぐに分かるのですよね。

でも、文体がどうこうというよりも、読んでみた流れとして伝わりやすそうであれば、あえて文章は直さないようにしています。

別にプレスリリースみたいな公式なものではないですからね。

大切なのは、自分の頭の中に思い描かれているイメージを、どうやって相手の頭の中で再現していただくか、ということを意識して話したり書いたりすることだと思っています。

あと意識しているのは、なるべく文章が長くならないようにすること。

言いたいことをひとつの文章に詰め込み過ぎると、ややこしくなるんですよね。

というか、長くなるとありがちなのが、文章の入り方の言い回しと出口での言い回しの不一致が起こりやすいんですよね。

長すぎると、言いたいことは分かるんだけれども、読んでいてなんだかモヤモヤするというか何だかおかしな文章になりがちなんです。

なので、なかなか縮められない時は仕方がないとしても、できる限りシンプルな文章を心がける。

これは、夢枕獏さんの文章の影響も多少はあるかもしれませんね。

陰陽師や格闘物の小説で有名な小説家ですが、夢枕獏節というか、とにかく文章が短い。

短すぎる文章がどうなのかというと、物凄くイメージがしやすいのですよね。

長編を好む作家でもありますので、ページ数のボリュームはあるものの、言い過ぎかもしれませんが紙の下半分はほとんど白紙の状態の小説が多いのではないでしょうか。

なので、せっかく楽しみに買った新刊も、あっという間に読み終わってしまいます。

ここ最近この人の本を読むときは、読む楽しみと同時に残りページを気にして焦るようになってしまっています。

でも、だからこそ脳裏でまるでマンガのように、キャラクターたちの動きや表情が次々と思い起こされていきます。

別にマネをしているつもりはないのですが、短い文章はイメージしやすいという利点はよく理解しています。

あと意識しているのは、読点の置き方でしょうか。

正直なところ、これも正しい置き方が出来ているのかどうかは分かっていません。

ただ、長すぎる文章の場合、どのあたりで区切っておけば読みやすいかな、とかそうしたことを考えながら点を打っています。

結局これも、短いフレーズの方が分かりやすいということなのでしょうね。

それから、あとは漢字とひらがなの割合でしょうか。

漢字が続いたり、ひらがなが続いたりすると脳内でイメージを変換しにくくなりますので、なるべく交互にというか、フレーズひとつひとつがちゃんと流れるように読めるかどうかは何となく意識しているのだと思います。

あとは、柱となるテーマをドンと入れて、クスッと笑えるほんの少しのスパイスを加えられたら、それが味のあるコラムかどうかは分かりませんが、少なくとも自分の個性の反映された文章がひとつ出来上がるというわけです。

ということで、今日も一本出来上がりました(笑)

いつも読んでくださいまして、ありがとうございます。

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