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なぜだか相手を責めているように感じさせてしまう人

一緒にいて直接話している時には、あまりそういうことを感じることは少ないのですが、いざメールやメッセンジャーアプリなど文面でのやり取りを始めると、途端になんだかモヤモヤするようなマイナスの感情やイメージを相手に湧き起こさせてしまうような人がいます。

勝手な決めつけかもしれませんが、そもそもこういう人はモラハラ体質の人に多い傾向があるような気がしています。

以前もキャッチボールとドッジボールの違いについて触れましたが、文章の交換上においても、無意識なのかもしれませんがドッジボールを仕掛けてくるのですよね。

メールだって本来はコミュニケーションツールなわけですから、会えない時間を有効的に活用して、更にお互いの距離感を縮めていくことが目的でやり取りを始めることが通常は多いかと思います。

にもかかわらず、自分のスタンスを相手に押し付けたり、自分のペースやルールを相手に求め続けたりする。

本当に急いでコミュニケーションを図りたければ、電話やテレビ電話を使用すればいいわけで、そうでないからメッセージツールを使用するのですよね。

それなのに、「なんでいつまでもメールを読まないのか」とか「なんで既読スルーのままなのか」とか返事を返さない相手を責め立てる。

こうした話は、特に男女などの出会いの関係性においてもよく聞きます。

「仕事が終わったらメールのやり取りをする時間があるよ」と働いている人からしたら一般論的なスタンスに対して、その後も仕事の付き合いなどで飲みに行くこともあるでしょうし、そうしたら目の前にいる人との付き合いの方を大切にするわけですから、手元にあるメールのチェックや返事は多少疎かになることもあるでしょう。

そういう日があったとしても、こういう人は、さも鬼の首を取ったかのように「仕事が終わったらメールができると言っていた」とか、「メールが来ると思ってずっと待っていた」とか自分のスタンスを押し付けてくるような物の言い方をしてくることがあります。

そして、こういうやり取りを続けていくとどうなるか。

本来であれば、気持ちの良いキャッチボールをし合うためのツール活用であったはずなのですが、いつの間にか責める側と謝る側という関係性でのドッジボールになってしまっているのですよね。

片方がいつも一方的に責め続けて、片方がいつも一方的にお詫びをし続ける。

このスタンスのまま文章のやり取りを続けたとしても、面白い展開になるとは思えませんし、対等な立場でのやり取りに戻るような要素がなかなか見当たりません。

つまり、こういうやり取りには未来がないのですよね。

そして、これは私の経験則からですが、こういう傾向になりがちな相手との文章のやり取りは、短い文章を含めてだいたい10回もラリーを続けてみると、ピクッと気になるような棘というか「険のある物言い」に出会えるはずです。

それからこれも経験則からですが、険のある物言いに出会えるまでのやり取り自体もそれほど大して盛り上がらなかったり、表面上のみでのやり取りに終始することが多かったりする傾向にありますよね。

そもそも、コミュニケーションの上手い相手ではないという言い方をすると元も子もないのですが、こちら側に関心を示したり、自己開示をしたりすることよりも、前述したように自分のスタンスのままで、相手に近づこうとすることすらせずに、相手にまだ伝えたり見せたりさえしてもいない自分ルールを一方的に強いてきます。

そして、相手がそのルールを踏み外すような発言をしたり、求められているペースに乗らないような返事のタイミングの仕方やレスポンスの悪さがあったりすると、途端に不機嫌な印象の文章を送りつけてくる。

相手の人物像さえよく見えていない中で、こうしたやり取りを続けていくと、面白いようにどんどんギクシャクしていくのですよね。

そして、流れはできてしまっていますから、不機嫌な側とその顔色を伺う側という関係性のやり取りになっていきます。

ですから、こうした相手の取り扱い方としましては、初めての文面のラリーで早々に気になる棘が見つかったら、もう少し様子を見てみて、それでも更なる棘が発生し出したら、あまり深入りせずにそれ以上の付き合いは避けてみることが適当なのではないでしょうか。

ビジネスでもプライベートでも様々なSNSのプラットフォームがあって、新たな出会いの機会は自分次第でいくらでも増やせる時代にあります。

だからこそ、違和感を覚えた相手に無理して付き合い始めるよりも、早々に見切りをつける方が、その後も重いやり取りをし続ける負担を背負うことなく、他の人との新たな出会いや時間の方をもっと有意義に活用できるかと思います。

今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。

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