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『Before Sunset』にみる平安時代の恋愛
皆さんはいわゆるリチャード・リンクレイター監督の“ビフォア三部作”って観たことありますか?私はこの3部作の1,2作目である『Before Sunrise』、そして『Before Sunset』が人類が生んだ会話劇一番の名作だと思っています。今日はこの2作目『Before Sunset』に見られる日本的恋愛について書いてみたいと思います。
(以下、ネタバレ含みます。みるかどうかはあなた次第ですが、
ミュートスとエートス
来年の6月に『オペラ座の怪人』をコンセプトとしたピアノ演奏会を主宰することとなりました。
具体的に説明すると、ピアノの演奏と演奏の間に、アテレコされた音声付きのスライド劇が展開されるというものです。
さて、パリとヴェネツィアのマスカレードに子供の頃から憧れを抱いている私にとって、ミュージカル版の『オペラ座の怪人』は憧れの心を充足させるもので、大好きです。ミュージカル25周年記念公演のBlu
村上春樹とパスタについて
村上春樹の生み出す登場人物は、よくパスタを作って食べていて、やっぱりその様子は読み手の印象にすごく残る。
ある日、村上春樹の本を愛読している友人に、「村上春樹を読むと、パスタ食べたくならない?春樹の描くパスタってすごく美味しそうなんだよね。」と言われた。
なるほど、村上春樹の凄さはそういうところにあるのかと、私には思えた。
パスタの宣伝でもないのに、読者がパスタを食べたいと思う原動力になる文。これ
君の日本語はカッコよすぎる
昨年の9月から論文執筆をしていて、第1校を12/31に脱稿した。文字数は7500文字程度の軽い論文で、内容はアメリカ人のパリ観についてのものだ。
そして今日、指導教員から講評を頂いた。「君の日本語はかっこよすぎて、僕には理解できない。論文の言葉は、誰にでも理解できないように書かないといけない。」と単刀直入に言われた。
どうも、「ヘミングウェイにとって、パリは戻る場所ではなく、帰る場所なのだ。」と記