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haccobaの楽しみ方

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LAB36_ 五香梅(ウーシャンメイ)を楽しむ

LAB36_ 五香梅(ウーシャンメイ)を楽しむ

1711年創業の郡山の酒蔵・仁井田本家さんの「うめしゅ」で使った梅の実(梅酒粕)をいただき、お米と一緒に発酵させたお酒をつくりました。
ワイルドでエキゾチックな梅酒を表現したいと思い、天然の乳酸菌による発酵を取り入れた “山廃仕込み”をベースに、お米と梅酒粕、そして中国のミックススパイス・五香粉を一緒に発酵させ、最後にオーク樽での二次発酵も取り入れています。

天然の乳酸菌由来の酸味、梅とスパイス

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LAB35_hanamoto bretta を楽しむ

LAB35_hanamoto bretta を楽しむ

haccobaは、創業当初よりベルギーでの醸造所設立を計画しています。多様性を受け止めたまま成熟しているベルギービールの文化に惚れ込み、日本酒にその要素をかけ合わせたものをつくってみたい、というロマンからです。

今回は、ベルギーでの醸造を見据えて「野生の微生物を活かした酒をつくりたい」と思い、Far Yeast Brewingさんに相談しました。
Far Yeast Brewingさんは、 “ワ

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LAB34_TEPAKE を楽しむ

LAB34_TEPAKE を楽しむ

山梨のお味噌屋さん「五味醤油」さんとは、今回で3回目のコラボレーションになります。1回目の「WaiWaiみそゴーゼ」2回目の「WaiWaiゆずみそゴーゼ」と、お味噌をテーマの軸につくってきました。
今回は、五味醤油さんのオリジナル商品のひとつ、「JALASHO(ハラショー)」(ハラペーニョ醤油麹)をテーマにしています。
このハラショーに合うお酒、ということで、ハラペーニョと同じくメキシコにルーツの

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はなうたホップス2023BY No3 を楽しむ

はなうたホップス2023BY No3 を楽しむ

皆さま、お待たせしました!!
「変化する定番酒」はなたうホップス、今季3本目となります。
酒蔵に遊びにいらっしゃるお客様でも、「やっぱりはなうたホップスが一番すきです」という方もいるぐらい、根強い人気の定番酒。
でも、その名のとおり、毎回ちょっとづつレシピを変えています。
そんな違いを、目と(首ラベルのカラー)舌で(味わい)楽しんでいただけると嬉しいです!

2023BY No3の特徴製法

今季

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LAB33_ Pink(洋)を楽しむ

LAB33_ Pink(洋)を楽しむ

伝統を大切にしつつも、常識に囚われないミードづくりをしている、滋賀にあるミーダリーANTELOPEさん。さまざまな素材の組み合わせで、あっと驚く味わいを生み出している彼らには、いつも刺激を受けています。
ミードには、はちみつと一緒に麦芽を使用した「ブラゴット」というスタイル(製法)があります。今回のコラボレーションでは、麦芽の代わりに米麹を使い、ANTELOPEとhaccoba、それぞれが考える「

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LAB32_Fuuu!do を楽しむ

LAB32_Fuuu!do を楽しむ

「異彩を、放て。」というミッションを掲げ、この世界を隔てる先入観や常識を超え、福祉を起点に新たな文化をつくりだしている、福祉実験カンパニー「へラルボニー」。彼らとの2度目のコラボレーションが実現しました。
今回は、一般社団法人NoMAラボが取り組んでいる「なみえアートプロジェクト」との連動企画です。プロジェクト第5弾の掲出地としてhaccoba 浪江醸造所を選んでいただき、へラルボニーの作家さんが

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LAB31_ I'm home! -TARAGI-

LAB31_ I'm home! -TARAGI-

まるで旅をするように、全国に数百か所ある生活拠点を手軽に利用できる住まいのサブスクサービス、ADDress。
haccobaがある福島県・小高にも拠点があり、一人旅やワーケーションなどでいろいろな方々がご利用されています。そんなADDressさんの繋がりで、同じく拠点のある熊本県多良木町(たらぎまち)のお酒をつくるコラボレーションが生まれました。
多良木町は、もともと「良い木が多い町」というのが語

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LAB30_ #ffffff を楽しむ

LAB30_ #ffffff を楽しむ

今回のLABは、昨季の阿部酒造と卒業生による「僕たちの酒 Taisuke Sato」から2回目となる、日本酒蔵さんとのコラボレーションです。
ご一緒させていただいたのは石川県白山市にある酒蔵、吉田酒造店さん。歴史のある銘柄の「手取川」やモダン山廃で醸す「吉田蔵u」など伝統製法を大切にしながらも新しいチャレンジに取り組まれている酒蔵です。
蔵で使用する電力を全て再生可能エネルギーに切り替えることや、

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LAB29_(特別編) ダンボ / フォートグリーンを楽しむ

LAB29_(特別編) ダンボ / フォートグリーンを楽しむ

今回のhaccoba LAB_は、「特別編」と題して、私たちhaccobaとは一味違ったお酒をお届けします。
NYのブルックリンにオープンする、SakeBrooklyn Brewing Co.の上田睦紘さんと後藤優希さんが、haccobaの設備を利用してつくったお酒です。

今回の特別編のお酒について、上田さんよりご紹介いただきます!

SakeBrooklyn Brewing Co.というNYの

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はなうたホップス2023BY_02 を楽しむ

はなうたホップス2023BY_02 を楽しむ

元々クラフトビールが大好きなメンバーが、もっとビールの要素を絡めた酒づくりができたら面白いのではないかと思い、できあがったのが今回のはなうたホップスです。
チャレンジしたのは、清酒酵母ではなく「ビール酵母」を使った製法。いつものはなうたホップスらしい味わいはそのままに、ビールの酵母を使ってお米のお酒をつくるという技術的な挑戦をしてみました。

デザイン・商品名について
今回は、通常のはなうたホップ

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LAB_ Special Edition beeno buono を楽しむ

LAB_ Special Edition beeno buono を楽しむ

宮城県川崎町のワイナリー・Fattoria AL FIOREさんとは、一昨年からワインの搾りかすをいただいてお米と一緒に発酵させたお酒をつくってきました。
そして今季は、なんとお米ではなく主原料にぶどうを使い、発酵過程で「バタフライピー」というハーブを入れたお酒を一緒につくりました。
バタフライピーは、熱帯地域に生息するマメ科の植物で、鮮やかな青色をしています。ハーブティーなどにしたときに、そのビ

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LAB28_TANIGAKIのおかん を楽しむ

LAB28_TANIGAKIのおかん を楽しむ

今年も、お燗のエンターテイナーこと、「髙崎のおかん」の店主である髙崎丈さんと一緒に「お燗を楽しむ酒」をつくりました。
今回は“EAT LOCAL LOVE YOUR NEIGHBOR “がコンセプトの兵庫県但馬にあるレストラン「TANIGAKI」さんのオリジナルドリンクで、地元特産の朝倉山椒を使った山椒レモネードと山椒レモンサワーの粕をお米と一緒に発酵させています。お米は、猪苗代で自然栽培米をつく

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水を編む -あいアグリ太田- を楽しむ

水を編む -あいアグリ太田- を楽しむ

普段は、お米と一緒にさまざまな素材を発酵させているhaccobaのお酒。
一方で、地元農家さんたちのお米の味、生き様を、お酒を通して最大限伝えていく "地酒" をつくりたい!そんな思いから、haccobaの原点である「花酛」でのみ副原料(唐花草)を使った、新たなシリーズを2022BYからスタートしました。

「水を編む」シリーズ第三弾の主役は、南相馬市原町区のあいアグリ太田さん。
少し前からコシヒ

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LAB27_ Vert を楽しむ

LAB27_ Vert を楽しむ

「さまざまなボタニカルで香りをつくっていくクラフトジンの蒸留粕を、一緒に発酵させたらどんなお酒が生まれるんだろう」そんな好奇心から誕生した今回のお酒。豊かな自然に育まれた原料と美味しい湧き水でつくられた香り高いクラフトジン・Nozawa Ginの蒸留粕をお米と一緒に醸しました。
ジュニパーベリーだけでなく、クロモジや杉、カキドオシなど12種類のボタニカルで表現された森を思わせる香りと、お米の柔らか

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